31 May 2014

本 // ライフ・エキスパート『ゴルフ 確実にうまくなる練習やってもムダな練習』KAWADE夢文庫

ゴルフ 確実にうまくなる練習やってもムダな練習(KAWADE夢文庫)
河出書房新社 (2014-03-28)
売り上げランキング: 776
  • 体力や才能の問題は,もちろんある。しかし,もっと大きな理由は,練習のしかたそのものにある。そう,結論を先にいってしまえば,大半のゴルファーは“上達しない練習”,もっといえば“下手を固める練習”をしているからだ。
  • 典型的なアマチュアゴルファーの練習風景には,たくさんの“間違い”があるのだが,大きな間違いだけをいえば,ひとつには練習のテーマがないということだ。
  • ゴルフのスイングを言葉で解説するのはひじょうに難しく,そこには“誤読”する余地がたくさんあるからだ。
  • ひとつは,自分のスイングの欠点を治す練習,つまり「スイングをつくる練習」。もうひとつは,実戦のラウンドを想定し,さまざまなライからボールを打つつもりで,高さや距離,曲げ具合を調節しながらボールを打つ練習,つまり「実戦を想定した練習」である。
  • 練習場でフィニッシュをとれないゴルファーが,本番でフィニッシュをとれるはずがないのだ。
  • ラウンド中,同じクラブで2球以上続けて打つことはまずない。(…)ゴルフは,つねに“最初の一打”で結果を出さなければならない。
  • “練習場の大ダフリショット”は,ダフっていてもボールが高く上がるのが特徴。練習場では,むしろ低く打ち出されたボールのほうが,ナイスショットという場面が多いのである。
  • マットでのアイアンショットがナイスショットかどうかは,インパクトの音でもわかる。
  • レンジボールは,耐久性があること,ネットを傷めないこと,などを考慮して,コースボールよりカバーが丈夫で,コンパクション(硬さ)が柔らかくつくられている。その結果,コースボールにくらべると1割がた飛距離が落ちる。
  • レンジボールは,球が柔らかい分だけクラブヘッドとの接触時間が長くなりやすい。その結果,ボールがつかまりすぎて,左方向に飛びやすいということも知っておいたほうがいい。
  • 不朽の名著『モダン・ゴルフ』を書いたベン・ホーガンは,練習の虫とはいわれたが,20〜30球ボールを打ったら,かならず休憩をとって,その間スイングについて“考えて”いたという。
  • かの球聖ボビー・ジョーンズは,背中から風が吹く日,つまり左から右のスライス風のときは,練習をしなかったという。なぜなら,彼の持ち球はドローボールで,こんな日は,ボールがうまくドローしないからだ。
  • 目線の向きでボールの高低を打ち分ける方法。
  • 打ちっぱなしの練習場だからといって,本当に「打ちっぱなし」では,じつにもったいないでしょ?
  • アマチュアの場合,10ヤード刻みで距離を伸ばしていくと,どこかでかならずボールが曲がる。そのときはかならずバックスイングで「何か」が起こっているという。
  • どうすれば“手打ち”が治るのか? 答えは単純で,手を使えないようにしてスイングすればいい。そのひとつの方法が,両腕でボールを挟んだままスイングすると云う方法。
  • よく「インパクトはアドレスの再現」というが,この言い方は正しくない。インパクトとアドレスで,もっとも違うのは腰の向き。
  • 正しい体重移動は,両足の内側でおこなわれる。そのためには,アドレスで股関節から前傾することが大切。股関節から前傾するとは,脚の付け根(鼠蹊部)から上半身を折るということ
  • タイガー・ウッズの『私のゴルフ論』(テレビ朝日)という本格的なレッスン書(上下巻)では,上巻の1章はパッティングで,2章がアプローチだ。
  • パッティングは,パターの芯でボールを当てること,インパクトのときにパターのフェイスがスクエアなこと,という2大鉄則さえ守れば,どんな打ち方でもいいのだ。

30 May 2014

長尺パターを手放したキーガン・ブラッドリーと,カウンターバランスの流行 // Golf Digest, Golf Magazine

キーガンが長尺を使わなくなっただけでこれだけニュースになるんだから,アダム・スコットのときはもっと話題になるんじゃないかと思ったり。



Golf Digest の記事は,新しいパターについての詳細と,キーガンが前から新しいパターを練習してたという話と,カウンターバランスの流行りの話題。
Although Keegan Bradley's change to a non-anchored putter at the Memorial may have seemed somewhat abrupt, fact is Bradley has spoken about practicing with alternatives to anchoring for more than a year.

メモリアル・トーナメントでキーガン・ブラッドリーがノン・アンカー・パターに変えたことは,いくぶん突然に見えたかもしれないけれど,実際は,キーガンは,1年以上にわたって,アンカリングに変わるもので練習していたと語っている。

Still, to see Bradley with a shorter putter Thursday at Muirfield Village was a bit startling. According to tour sources, instead of the 46.75-inch, 762-gram Odyssey XG Sabertooth with the double-bend ski-pole shaft that Bradley used to win the 2011 PGA Championship (making him the first winner of one of the men's majors using an anchored stroke), he had a putter with the same head style (XG Sabertooth) but a 41-inch shaft. It also had a 21-inch Winn Flat Top Mid grip with a 40-gram counterbalance weight. The putter has 2.5 degrees loft and a total weight of 675 grams.

それでも,木曜日,ミュアフィールドビレッジで短尺パターを手にしたキーガンの姿には,驚きを隠せない。ある情報源によると,キーガンは,2011年の全米プロ選手権を制した際に使った(それはアンカー・パターによる初のメジャー制覇であった)46.75インチ,762グラム,double-bend ski-pole シャフトの Odyssey XG Sabertooth に代えて,同じヘッド(XG Sabertooth)で41インチのシャフトのものを手にした。グリップは21インチの Winn Flat Top Mid,40グラムのカウンターバランスという作りになっている。ロフトは2.5度で,総重量は675グラム。

Bradley is the latest to jump on the counterbalance bandwagon, which appears to be more of a trend than a fad, especially for those seeking an alternative to anchoring. Last week, in fact, Colin Montgomerie, who used an anchored stroke for several years, won the Champions Tour's Regions Tradition using a counterbalanced Odyssey Tank Cruiser #7 model.

キーガンはようやくカウンターバランスの流行に飛び乗った。それは,特にアンカー・パターの代替を求めているプレーヤーにとっては,一時的な熱狂以上のもののようだ。事実,先週,何年もアンカリングをしていたコリン・モンゴメリが,カウンターバランスの Odyssey Tank Cruiser #7 でチャンピオン・ツアーの Regions Tradition を制した。

The move clearly appears to be borne out of the desire to start changing from an anchored stroke with the ban on such strokes coming in 19 months. Bradley's putting the last few years has been solid: He ranked 27th and 49th, respectively, in strokes gained/putting the last two seasons and is 44th this season. In his initial outing with the non-anchored stroke Bradley shot a five-under 67 at Muirfield Village. Apparently all that practice is paying off.

その流れは,明らかに,19ヶ月後に控えたアンカリング禁止というルール改正から生まれてきているものだ。キーガンの過去数年のパッティングは安定している。strokes gained/putting では,過去2シーズンは27位と49位,今シーズンは44位である。初めてノン・アンカー・パターでコースに出た木曜日,キーガンはミュアフィールド・ビレッジで5アンダーの67を記録。明らかに練習の成果が現れている
一方,Golf Magazineの記事は,キーガンのコメントを中心にしている。
"I actually talked to my mom, of all people, who is a golfer, but she's not a huge golfer," said Bradley, the nephew of LPGA great and World Golf Hall of Famer Pat Bradley. "She said, 'I'm going to tell you something. I don't think you're going to like it.' I was, like, 'All right.' She said, 'I think you should use the short putter."'

「実際,母と話したんだ。うちの一家はみんなゴルファーだけど,母はそんな熱心なゴルファーじゃない」。キーガンのおばは,LPGAで大活躍した,そしてゴルフ殿堂入りも果たしている,パット・ブラッドリーである。「母が『ちょっと言いたいことがあるんだけど,まぁ言われたくないかもしれないけど』って言うから,『いいよ,何?』ってきいたら,『あなたは短尺パターを使うべきだと思うの』って言ったんだ」

"I needed something to get me excited about playing because I was bummed," said Bradley, who has played erratically for most of this season. Bradley's round at Muirfield Village included five birdies and no bogeys. Oh, and by the way, he took just 28 putts. "I thought I could slip under the radar a little bit," he said with a grin. "Now it's out there and people know."

「ちょっと元気がなかったから,何かワクワクするようなものが必要だったんだ」と,キーガンは語った。今シーズンのキーガンは,不安定な成績が続いている。ミュアフィールド・ビレッジでの初日は5バーディー・ノーボギー。パット数は28だった。「そんなにひと目につかないかなと思ってたんだけど,もうみんなに知られちゃったね」
ダンロップフェニックスに来てくれてもあまりいい成績を残せなかったキーガンですが(というか2012年ライダーカップの2日目までがピークだったようが気がしなくもない),これをきっかけにまた上り調子になって鼻をフンフンいわれてくれたら面白いですね。

ソース:
http://www.golfdigest.com/blogs/the-loop/2014/05/the-scoop-on-keegan-bradleys-n.html
http://www.golf.com/tour-and-news/keegan-bradley-opens-5-under-67-memorial

WITB // キーガン・ブラッドリーのクラブセッティング // 2014年4月8日現在 // マスターズ

今週,メモリアル・トーナメントでキーガン・ブラッドリーが長尺パターをやめたことが話題になっていますが,そのキーガンのクラブセッティング情報は,マスターズのときのものしかなかったです。



2014年4月8日現在 // マスターズ
  • ドライバー // Srixon V545 / ロフト 10.5度 / シャフト Mitsubishi Rayon Kuro Kage Silver TiNi 60X
  • 3W // Cleveland 588 / ロフト 15.5度 / シャフト Miyazaki Kusala Blue 83X
  • ユーティリティ // Ping Anser / ロフト 20度 / シャフト Fujikura Motore Speeder HB 9.8X Tour Spec
  • アイアン // Cleveland 588 TT(3番),Cleveland CG7 Tour(4番-PW)/ シャフト True Temper Dynamic Gold X100 Tour Issue
  • ウェッジ // Cleveland 588 Pro Forged /ロフト 54度を53度に,60度 / シャフト True Temper Dynamic Gold S400 Tour Issue
  • パター // Odyssey White Hot XG Sabertooth
  • ボール // Srixon Z-Star
ソース:
http://www.golfwrx.com/player-profile/?player=48&witb=%2F84815%2Fkeegan-bradley-witb%2F

うーん,感想持ちづらい。

関連記事:
長尺パターを手放したキーガン・ブラッドリーと,カウンターバランスの流行


PINGのKetsch(ケッチ)パターをついに入手 // 新宿のPINGフィッティングスタジオにて

わがブログで熱い視線を送ってきたPINGのKetsch(ケッチ)パターでございますが,
FairwayGolfでは納期がだいぶ遅れてしまうのでしかたなくキャンセルし,新宿NSビルにあるPINGのフィッティングスタジオに出向いて,ついに入手しました。

アラインメントしやすい
長さは可変。グリップ向きもついでの可変 
新宿NSビル1階
なかなかの品揃えでしたよ 
ババもヒメネスも勝ってるし,PINGは調子いいねぇ


Ketschは,日本には限定500本しか入荷されていないみたい。スイングタイプ別に3種類あると思っていましたが(straight, slight arc, strong arc),どの店舗にどのタイプがあるかは,こちらでは把握していないそう(適当に振り分けられるのだとか)。とはいえ,日本に入ってきている分はほとんどがストレートタイプみたいです。まぁマレットだからストレートタイプでいいのかもしれないが,slight arcを試してみたかったのは事実。

これでショートパットを取りこぼさないようにして,30パット切り目指しまーす。

そういえば,ついでにハイブリッドの試打をさせてもらいましたが,G25もi25も,どっちもいい雰囲気で,打ちやすかったです。打ったのは23度で,ロングアイアンに比べればラクに球も上がるし(当然),僕のスイングだとスピン少なめで強い弾道が出るみたい(キャリー180ydのラン10ydとか)。カーボンシャフトの挙動とスイングバランス(D2らしい)がちょっと気になりますが。

29 May 2014

本 // ゴルフ上達アカデミー『180ヤード飛べば80台でまわれる 魔法のスコアメイク術』永岡書店

180ヤード飛べば80台でまわれる 魔法のスコアメイク術
ゴルフ上達アカデミー
永岡書店
売り上げランキング: 67,712
  • 「ミスが起きそうだなぁ」「トラブルになるかもしれないな」と気づくことが大きなスタートになる。気づけたら,何かを変える。
  • スコアのいい人は,ミスがスコアに影響しない方法を知っていて,最大限活用しているだけのこと。
  • コースに出れば「スイング改良」は忘れてほしい。その時点の,持てる技術を出し切って戦うべき場所なのだ。
  • 右にOBゾーンがあるホールでは,このような短めのウッドを使って右へのミスを防ぐことができる。逆に左に打ってはいけないが右に打っても大丈夫なホールでは,ドライバーを積極的に使えばいい。
  • 長いホールではパーオンにこだわらずにプレーすることが,スコアをまとめる大きな秘訣となる。
  • (とても長いパー5では)1打めで勝負を決めてしまおうとするのではなく,1打めから4打めまでの総合力で,パーパットのチャンスを作る。そういう発想に変えると,ティショットに楽に臨めるようになる。
  • (スライサーが右ドッグレッグを攻めるときは)意識としては,ホールレイアウトが要求している球を打つというより,「自分の打てる球を打つ」ことを強調したほうがいい。
  • 手前に池などがあるホールでは,グリーン奥のエッジまでの距離に合わせた番手を選ぼう。
  • バンカー,池,谷などを越さなければならないケースでは,クラブ選択,ターゲット設定,セルフマネジメントの3つが不可欠だ。
  • スタイミーな状況に陥ったとき,まず考えるべきは,その場を脱出すること。つねにそこからスタートする習慣をつけよう。

28 May 2014

本 // 坂田信弘・かざま鋭二『風の大地』 // (2)研修会

  • 「見たなァ,「必殺乱れ打ち夜這い返し」を!!」(笠崎)
  • 「おかしいなあ,最近インパクトの球が重くて仕方がない…… まるで鉛の球みたいだ! インパクトで腰にくる……」(沖田)
  • 「俺もモンモンとしたさ。そんな時 母チャンがえらく優しくしてくれてな… それでフラフラッと乗っちゃって,そのままパンパカパーンだ!」(宇賀神)
  • 「ロングヒッターは球の重さを腰で知るらしいんですわ。重くなればなるほど,腰で重たさを弾いていくんでしょうね。沖田はその時期かもしれません。」(宇賀神)
  • クラブを握って6か月余―沖田は己の歯を割った。「奥歯砕きの沖田」のあだ名がついた。
  • 「男は干瓢,女は大根ばっかりだ。こんな田舎はもうウンザリだぜ。」(長谷川)
  • 「いよいよ男体山の雷様が花嫁探しにやって来ましたか。」(石原)
  • 「馬鹿当たり まぐれ当たり 一時の狂い咲き 長くは続かぬ初恋の花…ってか。」(長谷川)
  • 「支配人,笠崎孝これより使用可能かどうかを試してみたいと思います! 早退許可をお願い致しますッ!」(笠崎)
  • 「許す!」(支配人)
  • 「沖田ァ~~ッ クラブ・ヘッドを動かしてくれ!! 動かない,動かないんだっ!!」(笠崎)
  • 「インポじゃねえぞ……イップスだ……」(笠崎)
  • 「小針さんは綺麗好きの几帳面ときている,研修生全員集合だ!」(石原)
  • 小針春芳――「那須の小天狗」の異名を持つ球捌きテクニック抜群の職人芸プロ。昭和35年日本オープンチャンピオン。
  • 「今日一緒に回ってみたいね。」(小針)
  • 「球がひどく歪んでいる。中の糸はズタズタに切れている筈だ。よほどのインパクトの強さがないと球は歪まぬものだ。それにディンプルもこすれ上がって消えている。ここまで強いインパクトを持った者には,もう何年も会っていない……」(小針)
  • 「ションベンちびってもいいから思いきりいくんだ沖田!」(宇賀神)
  • 「フン,大恥かいてとっとと九州の田舎へ消えやがれ!」(長谷川)
  • 「やっ ジャガ神さん!」(沖田)
  • 「せっかく小針さんが目をかけてくれたというのに,刻むとはなんという小細工を……小銭惜しみの大銭失いとは!」(支配人)
  • 「オーッ 球が小さく見えるッ! よーし,キャリーで乗っけてやるぞ,頼むぜスプーンちゃん!」(沖田)
  • 「両手で水をすくうような型を作ってみたまえ。」(小針)
  • 「わっちっち!」(沖田)
  • 「球の重たさで止めるアプローチと,回転で止めるアプローチの二通りを覚えなさい。」(小針)
  • 一週間後,沖田の元にウィルソンのクラブ,ワンセットが届いた。差し出し人の名は,「小針」とだけ記されていた――
  • 「風速15mです。100ヤードを飛ばすのに5番アイアンではゴルフになりません。」(支配人)
  • 「じゃあ縮んでるな! チンポだよ。」(宇賀神)
  • 「イタタ……つねり過ぎて痛くなった。」(沖田)
  • 「じょ,冗談じゃないよ,こんな時に立つなんて!」(沖田)
  • 「そ,そうだ,ゴルフの神様が言っていた。体が動かない時は左爪先を開けって!」(沖田)
  • 三つのツキが重なった時,それは運となる。三つの運が重なれば,それは実力となっていく。
  • 「ラインの分からん時は真っすぐに強く打てと,那須の神様・小針プロは言った。」(沖田)
  • 「行け! ドンドン行けッ 祭りの太鼓だ!」
  • 「いじけるとアドレスが低くなると神様は言った。」(沖田)
  • 「ウン納得!」(沖田)
  • 「力石さんと同じですよ,マックスフライですから……」(沖田)
  • 「破れかぶれの三度笠だ! 俺も松林越えだ!」(力石)
  • 「音を消す努力がゴルフの修行だよ。一点に集中すれば音は消える,頑張りなさい。」(小針)
  • 「午後のラウンドが勝負だ。2アンダーを守りにいくか,もっと攻めるか。それで沖田君の勇気の厚さが分かる……」(小針)
  • 「目立ってるって何がですか? ひょっとして朝一番のチョロの事ですか? いやあ恥ずかしい,実はあれはチンチンが…」(沖田)
  • 「この二人が中禅寺湖のボートの乗りゃ,湖の姫鱒がヤキモチを妬くぐれえ似合いじゃぞ。」(日光CCの練習場のじいさん)
  • 「体が大きくなったようだ,黙っていても280ヤードは出せる下半身になってきている。クラブヘッドの重たさが生きている……進歩したな。」(小針)
  • 「朝のトリプルボギーの仇討ちをしてやるぜ,ニャロメ!」(沖田)
  • 「いいスイングです,ティーを高く飛ばせる時は左腕のリードで振れている時です。体で飛ばせる若いうちは,ティーは高く飛ばさねばなりません。技で球を飛ばし始めたら,ティーは上へは上がりません。前か後ろに跳ぶものです。」(小針)
  • 「力で飛ばせばティーは折れる。一日一本のティーで済ますようになれば,一流ということです。」(小針)
  • 「ありがとうございます。いやあ,ケツでなくてよかった!」(沖田)
  • 「こういう場合の処置の仕方で,ゴルフの流れが一変しちまうんだ……勿体ない。」(力石)
  • 「困った参った東照宮……」(沖田)
  • 「研修生の段階で怖さを知るようじゃ並で終わりましょうよ… テストや初優勝は勢いでもぎ取るものです。ゴルフを難しくするのは30歳を過ぎてからで十分です。」(小針)

最強のハイブリッドはこれだ! // 名器 テーラーメイド RESCUE 2001 (9W)

これをハイブリッド(ユーティリティー)と呼んでいいのか,ただのショートウッドなのか,浅学な僕には難しい問題ですが,いずれにしろ,テーラーメイドの初代RESCUE(2001年モデル)は,間違いなく名器です。特に,9番ウッド(ロフトは23度)。

このクラブについての熱い想いは,↓このブログを読めば十分だと思う。

ゴルフサークルBAR72: 初代レスキュー(2001)を買うのは3回目…。
http://golfbar72.blog62.fc2.com/blog-entry-311.html

これが基本的にはショートウッドで,ホーゼル径とヘッド重量はウッド,でも感覚的にはアイアン寄りで使いたい,ということで,シャフト選びが悩ましいのがタマにキズなのですが(僕はかつて,True Temper の GS Fairway S200を挿していました),うまいことハマるのが,ババ・ワトソンのピンクシャフト。もともと重くてバランスが出すぎるシャフトなので,RESCUEに挿すとちょうどよいです。

この RESCUE 2001 (9W) がどれぐらい使い勝手がいいかというと,下の映像を観ていただくのがいいと思います。これ確か,宍戸ヒルズ西コースのIN16番ホール(パー5)だったと思うのですが,ティーショットを左に引っ掛け,2打目はできるだけ遠くに運びたい,目の前の気がジャマだけど右から回す技量もない,なので木と木のあいだを通したいけどできるだけ高い球でできるだけ広いところを通したい……,という状況です。




結果的には,見事に成功!(ボールは木と木のあいだを抜けたあとスライスしたけど,結果的にはそれがよかった)



ってな感じで,構えたときに失敗するイメージがわかないのが,このRESCUE 2001 (9W) のいいところだと思います。

27 May 2014

BMW PGA選手権での勝利に貢献したマキロイの新ウェッジ // Golf Digest

マキロイの新しいウェッジが話題になっているのかどうかよく分かりませんが,Golf Digest にインタビュー記事があったので,訳してみます。



Golf Digest "The new club in Rory's bag that helped him win at Wentworth"
http://www.golfdigest.com/blogs/the-loop/2014/05/the-new-club-in-rorys-bag-that.html
When Rory McIlroy signed his mega deal with Nike last year, everyone had an opinion on his choice of bats and ball. Of course, the only opinion that really matters is that of McIlory himself. In a conversation with GolfDigest.com on Monday, McIlroy discussed some of the key clubs in his bag during his win at the BMW PGA Championship.
昨年,ロリー・マキロイがナイキと大型契約を結んだとき,みんなが彼のボールとクラブの選択に意見を持っていた。もちろん,唯一意味のある意見は,マキロイ自身のものではあるが。月曜日,GolfDigest.comのインタビューの中で,マキロイはBMW PGA選手権での勝利に貢献してくれたクラブについて,語ってくれた。
You put the new Nike VR X3X Toe Sweep wedge in this week, a 59-degree (pictured). What appealed to you about that club to make the change?
The Toe Sweep is something I've been messing around with for a while and I felt like last week was a good time to put it in play. The one thing I really like about it is how well it goes through the rough. Some of those shots on the way in Sunday were key up and downs. The chip-in on 10 and the flop shot that I played on 14, those two were out of the rough. The way the club is designed it feels that it slides through that longer grass really easily and the ball comes out that much better for me. If there was one area of my game that I needed to improve this year it was probably scrambling, and this wedge helped a lot this week with that.
今週,59度のウェッジ Nike VR X3X Toe Sweep wedge をバッグに入れてたね。そのウェッジのどこが気にって?
Toe Sweep は,しばらくいじり回していたもので,先週は実際に使うのにいいタイミングかなと思った。いちばん気に入っている点は,ラフでの振りぬきの良さ。日曜日は,こいつのおかげでいくつか寄せワンがとれた。10番でのチップインとか,14番でのフロップショットとか,どっちもラフからのショットだったね。長いラフでも簡単に滑ってくれて,ボールが出てくれるように設計されてるよ。今年,僕が向上させるべき点を挙げるとすれば,たぶんスクランブリングってことになると思う。で,今週はこのウェッジにいっぱい助けられたよ。
Getting the right ball/driver combination is a big key and you've done some experimenting. What is it about the VRS Covert 2.0 and RZN Black pairing that works for you?
This driver, the Covert 2.0, actually spins a little more than the original Covert, and that's a good thing for me. With how I like to shape the ball from right to left I want to see that ball stand in the air for a bit so it was good to get a little more spin. I know some guys like to be on the lower side of spin, 2,100, 2,200 [rpms]. That's great on TrackMan and great on the range and everything, but when you're out on the golf course it never hurts to have a little more spin. It's nice to hit it long and maximize your distance, but I like to be on the higher side of spin because I feel like I can keep my ball flight a little tighter. Out on the golf course with the length that I'm hitting it, it's key for me to hit fairways. But I have picked up some ball speed with this ball-and-driver combination that I've been using for about eight months now. Driving the ball well is the foundation for my game, and whenever I'm driving it well I generally tend to produce good results. It's been a huge improvement.
ボールとドライバーの適切な組み合わせは大事で,あなたはちょっとした実験をしている。VRS Covert 2.0 ドライバーと RZN Black の組み合わせはうまくいってる?
VRS Covert 2.0 ドライバーは,前のCovertよりちょっとスピン量が多くて,僕には合っている。ボールを右から左に曲げたいとき,ボールの滞空時間を長くしたいから,スピン量が多いのはいいね。スピン量が2100とか2200(rpm)とか少な目がいいっていう人らがいるのは知ってるけど。TrackManとかドライビングレジとかだとそれでもいいけど,実際にゴルフコースでプレーしてるときは,スピン量が増えて困ることはない。このドライバーとボールとの組み合わせは8か月ぐらいになっているけど,そのおかげで,ボールのスピードがちょっと上がったね。いいドライバーショットは僕のゲームの土台だから,ドライバーがよく打ててるときは,基本的にいい結果が出せてる。かなり良くなったよ。
How key is the driver shaft in that equation?
I'm using a Mitsubishi Kuro Kage shaft. The thing about shafts is that it really is a process of elimination. You try a lot and you trust the guys you work with that they're going to come to you with some good options that will produce what you like to see with your ball flight. I used the Diamana for a while and that worked well, but I felt like that shaft with the new driver head was spinning a little too low for me so we went to the Kuro Kage and I saw the spin rate come up just slightly, which I felt was more playable. Obviously shaft is very important and there are so many shafts out there that there's a lot of trial and error, but eventually you're going to find the right one that fits you and this one does.
その中で,シャフトの重要性はどれぐらい?
三菱レイヨンのクロカゲを使ってる。シャフト選びっていうのは,「何を選ばないか」というのが大事。いろんなシャフトを試して,望んでいるボールの軌道を生み出してくれるヤツを信じる。しばらくDiamanaを使っていてうまくいってたけど,新しいドライバーヘッドと組み合わせると,ちょっとスピン量が少ないなと感じたので,クロカゲにしてみたら,スピン量がちょっと増えてくれて,これならいけるなと思った。明らかにシャフトはとても重要で,世の中にはいろんなシャフトがあって,その中から選ぶ過程には多くのトライアル&エラーがあるけど,最後には自分に合ったのが選べるよ。

iPadのゴルフゲームで,海外の名門を体験する!

ゴルフ好きなら,ラウンドの予定がない日でもゴルフを楽しみたいと思っているはずですが,なかなかけっこうな疑似体験をさせてくれるゲームが,iPadのアプリにはあります。

TIGER WOODS PGA TOUR 12


Golf Digest も,以下のような特集記事を設けていて,

Gold Digest: Top 10 Golf Game Apps
http://www.golfdigest.com/magazine/2013-01/gdsl-top-10-golf-game-apps#slide=10

この中では「TIGER WOODS PGA TOUR 12」が1位になっていまして,たしかに最近まで僕もこれでしょっちゅう遊んでいました。コースとしては,セントアンドリュース・オールドコースを筆頭に,TPCボストン,ドラール,グリーンブライヤー,ペブルビーチ,TPCソーグラスといったところで遊べるようになっている。これはこれでなかなかよかったんですが,プレーヤーのレベルが上がりすぎると,ドライバーの飛距離が400ヤードとかになったりして,なんだかリアリティに欠けてくる,ということもあったり。

そんな折り,最近知ったゲームが,World Golf Tour 社が提供している,「WGT」

https://itunes.apple.com/jp/app/wgt-golf-lite/id518190150?mt=8

WGT


収められているコースは,これまたセントアンドリュース・オールドコースを筆頭に,ペブルビーチ,キアワアイランド,コングレッショナル,ベスページ・ブラック,メリオン,ハーバータウン・ゴルフリンクス,オリンピッククラブ,パインハースト#8など,なかなかのラインナップ。しかも,上の「TIGER WOODS PGA TOUR 12」に比べるとコースの画がリアルというか,たぶん実際の写真を使ってゲームを構成しているものと思われ,スルーザグリーンのアンジュレーションであったり,ラフの質感であったり,バンカーの造形であったりというのが,非常によく再現されております。

2013年の全米オープンを思い浮かべながらメリオンでプレーするのが,僕はいちばん好きです。「ミケルソンはここから直接入れてイーグルだったよなー」とか,「ジェーソン・デイがここで池につかまったよなー」とか,「ジャスティン・ローズがここからハイブリッドで寄せたよなー」とか,「アーニー・エルスがこのパー3でバーディーとったよなー」とかとか。

これで日本の廣野とか川奈とかもできたら面白いんですけどね。イギリスの名コースも欲しいなー。ターンベリーとかプレストウィックとかロイヤル・リヴァプールとか。

まぁしかし,セントアンドリュースはいかにフェアウェイとグリーンが硬くてボールが止まらないか,自然(のように思える)大地のアンジュレーションにボールの行方が左右されるか,というのがよく分かりました。いいイメージトレーニングになっています。


2014/5/29 追記:
上記のWGTですが,一定の条件を満たせば(レベルが上がっていけば),ことし全米オープンが開催されるパインハースト#2もプレーできるようになります。チャンピオンティーからで,グリーンもトーナメント使用の超高速。ドライバーの飛距離が230ydだとパーオンがつらいだけでなく,グリーンに乗ってからも,気を抜くと4パット・5パットなんて平気でしてしまう。ほんとシビれるわ……。

ひとあし先に,パインハースト#2!


26 May 2014

SLDRミニドライバーが自宅に届くまでの軌跡(とFairwayGolfに対するちょっとした不満)

これまでに,SLDRミニドライバーとドライビングFWに関連していろいろと書いてきましたが:
FairwayGolfに注文していたSLDRミニドライバーが,ようやく到着しました!!





シャフトには,ALDILA ツアーブルー 65 S をTipカットなしで挿しています(というか,そうオーダーしましたが,その通りになっているかどうかは不明)。

ところで,注文から到着までの過程は,以下の通りでした:
  • 4/17,SLDRミニドライバーを,PING Ketschパターをあわせて,FairwayGolfに発注。この時点での入荷予定日は,ミニドライバーが5/5,Ketschパターが5/6と伝えられる。
  • 5/6,入荷予定日になってもFairwayGolfから音沙汰がないので,発送予定日について問い合わせる。
  • 5/7,「只今弊社の受注担当者がお客様の納期の再確認を行っております。2営業日中には、お客様へ最新の納期のご案内をさせて頂きますので、誠に恐れ入りますが今しばらくお待ち頂きたくお願い申し上げます。」という回答が来る。
  • 同じく5/7,スタンダードモデルで注文していたミニドライバーについて,カスタムオーダー(しかもシャフトはFairwayGolfのサイトのリストには載っていないALDILAツアーブルー65R)に変更できるかを確認。この内容でオーダーができるということだったので,先の注文を取り消して改めてオーダーするかたちに。
  • 5/8,Ketschパターは入荷予定が5/28に変更されたという知らせを受け,こちらはいったんキャンセル。
  • (5/11,ジーパーズからメルマガで,ジーパーズでミニドライバーが買えることが分かって凹む)
  • 5/14,FairwayGolfから,「折角ご注文を頂きました商品(Taylormade SLDR Mini TP Drivers)ですが、R設定がメーカー側になく、Sになります。Rがご用意ができませんでした。ご希望の商品をご用意できませんでした事をお詫び申し上げます。」との連絡がくる。「SでいいがTipカットなしで」と返信。
  • 5/21,上記のオーダーから1週間音沙汰がないので,対応状況について問い合わせ。
  • 5/22,「ご注文いただきました商品は本日発送予定となっております。」との返信が来る。
  • その後,ヤマト運輸のトラッキングシステムによると,同日に米国ヤマト運輸サンディエゴ営業所で受付,5/23の1:00に海外発送,5/25の14時に国内到着(輸入許可),同日16時に羽田発送,そして5/26に都内の我が家に配達される。
ってな感じで,途中でオーダーを変更したことが,時間がかかった原因であるにせよ,いったん「65 R」で受注したのにその1週間後になって「65 Rの設定がメーカーにない」という連絡が来たのは,なんとも釈然としません。

2014/5/29 追記:
改めてFairwayGolfのサイトを見てみたら,TPで選べるシャフトの選択肢がはるかに増えているばかりか,ALDILAツアーブルーの65Rもしっかり注文できるようになっている。なんなんだ!

(しかし結果的には,Sフレックスでちょうどよかったような気はしているが)

PING Ketsch パター。2014年最も欲しいマレット型パターの製造工程

「Ketsch」と書いて,「ケッチ」と読むらしい。日本のメディアは紹介されているのを目にせず,しかも限定品らしいので,知る人ぞ知るって感じなんでしょうけれど,塚田好宣が今週使っているらしい。PING契約といえば,リー・ウェストウッドが使っているのも目にしたことがある。

で,MyGolfSpyによれば,このKetsch,「2014年に最も欲しいマレット型パター」なようで,その言葉につられて僕もFairway Golfに注文したのですが,その製造工程をレポートする記事がありました。



MyGolfSpy: PING Ketsch – Designing and Manufacturing 2014′s Most Wanted Mallet Putter
http://www.mygolfspy.com/ping-ketsch-mallet-putter/

デザインの<ス>ケッチ
エンジニアリングとデザインというところから,Ketschについての議論を始めよう。というのも,PINGの開発者は,新製品を開発するとき,みなそこから始めるからだ。Ketschも例外ではない。PINGのエンジニアは,このパターの開発に着手するのではなく,パッティングの科学を学び,そこに自らの知識を加え,その結果として,Ketschが生まれてくるのだ。Ketschの基礎となるものは,実際,ふたつの異なる研究から生まれた。ひとつは,フェースインパクトパターン,もうひとつは,アラインメントについてだ。

フェースインパクトの研究



PINGのエンジニアは,プレーヤーのハンディキャップとの関連でフェースインパクトのパターンを検証するところから,その研究プロセスを始める。PINGで働くことの素敵な側面のひとつは,1週間に何回か,クラブテスターになることを選べるということだ。エンジニアにしてもれば,これ取り組むべきは膨大なデータが得られるということになる。

ともかく,その研究というのは,ドライバーのティーショットでクラブフェースに当たる位置がボールのスピードにどう影響を与えるかというのを研究することに,多くの面で似ている。ただし,今回は,パターフェースをボールが離れるスピードについての研究となる。それは,PINGのエンジニアが開発した「TRグルーブ・システム」のデータから生まれる。

TRグルーブは,フェースのセンターで打ったときのボールのスピードを減らし,オフ・センターで打ったときのボールのスピードを高めることあで,フェースのどの場所からうってもボールスピードが均一になるようにするものである。このデザインアイデアを追求したのはPINGが初めてというわけではないが,他のメーカーは,溝ではなくてインサートでこのアイデアを実現したのではないだろうか。

PINGのエンジニアが説明してくれたところによると,TRグルーブは,パターのパフォーマンスを高慣性モーメントのようなものにするけれど,これは,実際に高慣性モーメントなパレット型よりはAnserのようなヘッドでより明確になると思う。基本的に,これによって,PINGのエンジニアは,ヘッドの形状を変えることなく,ヘッドの内部を変更することができるようになる。これが,多くのヘッド形状のパターがどれもとても成功していることの,鍵になる。


アラインメントの研究



次に,PINGのエンジニアは,異なるパターのデザインの要素が正確性に与える影響を検証する。ヘッドの形状やライン,ドットなどを検証するときに,エンジニアの頭にあるのはただひとつのパターを作ることではなく,今後開発していくすべてのパターに適用できる知識を生み出すことにある。

PINGのエンジニアは,パターのアラインメント・正確性を向上させる3つの要素を絞り出した:
  • パターの後から前に向かうライン
  • パターの後から前に向かうカーブ
  • パター上部にあるボール幅のビジュアル(ライン)
TRグルーブを生み出した知識と,アラインメントの研究からの知識とを合わせると,Ketschのデザインの源がわかると思う。同じ知識の源から生まれたPINGの他のパターとして,PING Nome TR と Scottsdale TR Anser T がある。

次に,Ketschの製造工程をを見てみよう。

Ketsching Fire

多くの読者が,Ketschのヘッドは他のところで製造されて,PINGでアセンブルされていると思っているかもしれない。他の大半のケースではそうだけれど,でもKetschの場合は違うのです。最初にPINGに届いたとき,Ketshはこんな感じ。



ここにあるのは,アルミニウムの塊。この鋼片から,Ketschが形作られていく。大理石の塊から彫刻ができていくようすを考えてみよう。その彫刻は,大理石の塊の中に隠れて存在していて,芸術家はそれを発見するだけだ。Ketschでは,エンジニアが彫塑を開発しており,フライス盤がそれにもとづいて作業していく。

塊からパターが作られる行程は,以下の通り:

最初に,パターのトップが作られる。



お次は,ソール。



スタンダードモデルとカウンターバランスモデルとのソールプレートの違いに注目してほしい。出っ張り部分が,重量を増している。



最後に,コスメが施されて,シャフトが挿される。


25 May 2014

動画 // ルーク・ドナルド Mizuno Masterclass - スイング改造についてルークが語る

ルーク・ドナルドがスイングコーチを変えてスイング改造に取り組んでいるという話はよく知られていると思いますが,ルークがそのことについて語っている動画です。

  • (ハーフウェイバックで)手が少し低くて深い位置にあるのが分かると思う。
  • インパクトの段階でより肩が回っている
  • 2013年,ミュアフィールドで開催された全英オープンで,ティーショットもグリーン上もぜんぜんボールをコントールできなくて,うまくいかなかった。硬くて速いコースで,ラインを外すとボールはどんどんラインから外れていく。予選落ちして,「何かを変えるなら,今変えよう」と思った。
  • 大学時代から16年もスイングコーチをつとめて,僕を成長させ,僕を世界No.1に導いてくれたパット・ゴスと離れるというのは,大変な決断だった。
  • メジャーでの自分のプレーに満足していなかった。フェアウェイを十分にとらえていなかったし,グリーンも十分にとらえていなかった。ティーからグリーンまでのイメージは,とても重要。
  • タイガーやジャスティン・ローズ,ハンター・メイハンのコーチであるショーン・フォーリーと話をした。彼らのロングゲームはとても素晴らしい。だけどショーンはリー・ウェストウッドのコーチをつとめていて,僕には100%のコミットメントができないという。ショーンが,(今のコーチである)チャック・クックを僕にすすめてくれた。
  • チャックの教え子からは,メジャーの勝利者が11人出ていると思う。ペイン・スチュアート,トム・カイト。
  • チャックに会ってみて,すぐにピンときた。これぞ僕が求めていたものだと思った。
  • チャックはいい人で,(ホーガンとの)いろいろ面白いエピソードがある。笑みを絶やさず,教え子がミスしたら,それは自分のミスだと考えるような人。僕たちはうまくいってるよ。
  • 最初にやりたかったのは,クラブをディープにして,バックスイングで高さを保つこと。それが改造のプロセスの第一歩。それで,腰の前後の動きを最小限にしたかった。さらに,手のローテーションをインパクトのときにあまり使わないようにしたかった。
  • 3つか4つのステップからなるプロセス。4つのうちの3つは安定してできているけど,4つ目のステップは,いま集中して取り組んでいるところ。
  • もちろんすぐには結果が出なかったけど,ここ数カ月はいい結果が出ている。いくつかの大会でトップ5とかトップ10とかに入っているし,GIRもいいし,Driving Accuracy もいい。
  • ベルトを使って,胴体と腕との一体感を高めている。スイングがアップライトになると,ヒジが体から離れていく。チャックがいうのは,ダウンスイングでヒジが低く中に入ってくるように,ということ。
  • うちには4歳と2歳のこどもがいて,彼女たちを起こして,8時15分に学校に行って,そのあとジムに向かって,1時間ぐらいトレーニング。そのあと着替えて,10時からレンジ。そこで6時間ほど,パット,チップ,ウェッジワークも含めて練習をする。
  • 10時から11時は,8番アイアンと6番アイアンで,フェードを打ったりドローを打ったり。目の前に具体的なスケジュールがあると,物事を進めるのがラクになる。
  • もちろんタフだよ。早く家に帰ってカウチに座りながらフットボールでも観たい。でも,他のやつらも一生懸命練習しているなかで,自分だけサボっていたら,すぐに置いて行かれる。
  • インパクトのあとに,クラブフェースがスクエアなかたちをキープするようにして,体に巻き付くようなフォローするーを目指している。
  • もちろんタフでイライラするときもあるけれど,できるだけゲームを楽しむようにしているよ。

24 May 2014

WITB // ヨナス・ブリクストのクラブセッティング // 2014年5月3日現在 // ウェルズ・ファーゴ選手権

今週はアメリカのPGAツアーよりはヨーロピアンツアーのBMW選手権の方がフィールドが厚くて観ていて面白いです。その3日目,最終組みのひとつ前の組は,ルーク・ドナルド,ウォズニアッキと別れて傷心のロリー・マキロイ,そしてヨナス・ブリクストです。

ブリクストといえば,今年のマスターズでは2位タイ,去年の全米プロでも4位タイ(そのときは同じスウェーデンのヘンリク・ステンソンと最終日に同じ組でまわっていたような)ということで,実力者であることに間違いはないですね。



2014年5月3日現在 // ウェルズ・ファーゴ選手権
  • ドライバー // Cobra Bio Cell Pro / ロフト 9.5度 / シャフト Graphite Design Tour AD DI-6X / 長さ 45インチ
  • 3W // Cobra Bio Cell+ / ロフト 13.5度,ブルー / シャフト Graphite Design Tour AD DI-6X (Black) / 1.5インチTipカット
  • 5W // Cobra Bio Cell+ / ロフト 18度,ブルー / シャフト Graphite Design Tour AD DI-6X (Black) / 1.5インチTipカット
  • アイアン // Cobra S3 Pro MB(3番-PW) / シャフト True Temper Dynamic Gold Tour Issue X100
  • ウェッジ // Titleist Vokey SM4 (54-14),Cobra Tour Trusty (61-08) / シャフト True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400
  • パター // Yes! Donna 2
  • ボール // Titleist ProV1X
ソース:
http://www.golfwrx.com/player-profile/?player=483&witb=%2F200549%2Fjonas-blixt-witb-2014%2F

上から下までコブラですが,ドライバーから5Wまで同じシャフト(重さも同じ)というは珍しいなぁ。

ラウンドの記録 // ゴールド木更津CC // 会社コンペ

4半期に1回開催されている会社コンペ,第21回の会場は,ゴールド木更津カントリークラブでした。青木功が設計監修らしいが,「設計監修」ってどの程度設計に関わるのかな。天気は快晴,微風,気温も適度。と,絶好のゴルフ日和。

僕は同じ組に,この日ラウンドデビューの後輩がいて,その世話が大変で,写真を撮る余裕がほとんどなく,プレー内容もよくありませんでした。僕ももちろん初心者のころに上手い人と一緒にまわりましたが,「こんな下手な人と一緒なのに,どうして自分の調子を崩さないんだろう」と不思議でした。僕もまだまだです。

快晴,微風。絶好のゴルフ日和。


グリーンの速さは,スティンプメーターで9.5フィートという表示。他の人たちは「速い,ピンポジが難しい,グリーンがうねってる」と言っていましたが,そんなに言うほどではなかったように感じました。とはいえ,攻め方を間違うとスコアを崩すというか,たまたまでいいスコアは出ないように思いましたが。

ファウェイの芝が薄くて,ところどころハゲ気味だったのは残念でしたが,まぁこういう状況でもしっかりコンタクトしていかないといけないですね。

ティーインググラウンドは芝がハゲハゲ。


全体的に,距離は長くないけど,戦略性が高いコース,という印象を受けました。実際,白ティからまわる分には,ドライバーはほとんど使わずに済みます。

OUT7番は打ち下ろしのパー3で,手前が行けだからクラブ選びに迷う。OUT9番は,ピンポジが左だったこともあり,ティーショットをFWでフェアウェイ左の池の手前に置いて,そこからウェッジで攻めてパー獲得。IN17番は,FW+PW+PWの3オンで確実にパー。IN18番は右ドッグレッグで,ティーショットの狙い所が難しい。

キヤノンオープンをここでやったわけじゃないけど。

OUT4番のパー3ホール。


イギリスに経つ前最後の会社コンペで勝ちたかったけど,その目標は達成できませんでした。残念。


本 // 角田陽一『72へのゴルフプログラム―めざせパープレー!』ベースボール・マガジン社

72へのゴルフプログラム―めざせパープレー!(GOLFマネジメントシリーズ)
角田 陽一
ベースボールマガジン社
売り上げランキング: 414,123

  • 技術的にもスコア面でも,大きく成長する時期のゴルファーは少年のような夢見るマインドを持っているものです。
  • 困難だからと考えてハードルを下げると,自分の目の位置=目線も下がってしまう。
  • 『72を出す』と決意することは出発点にすぎないから,それだけで必ず出せるようになる,というわけではない。
  • 実力という言葉が「最高の能力」を示すものだと理解すれば,ベストスコアこそが自分の実力なのだ。
  • 一般的にいって,ベストスコアと平均スコアにはおおむね10打の開きがある。
  • 最初はどちらか片方でいいから「41」を出すことを決意しよう。
  • 「41」を出すために,最初に考えなければならないのは「5つのボギーを5つのホールに振り分ける」ことだ。
  • 短いパー5、パー3をパーオンするには,次のようなショットに磨きをかけるべきだ,という結論が出せる。
    • 230ヤードのドライバーショットを50ヤード幅に運ぶ技術
    • 100ヤード以内からフルスイングして直径10メートルの円の中に運ぶ(オンさせる)技術
    • 150ヤード以内のティショットをしっかり打つ技術
  • ハーフ41が目標のこの段階での44は叩きすぎ。
  • スコアのレベルアップで重要なことは「ときどきできる」ことを「高い確率でできる」や「いつでもできる」にレベルアップすることである。
  • ハーフで「41」前後,40〜42程度の波の少ないハーフラウンドを2回続けて「82」を出す。これが達成できたら,「78」にチャレンジする第2の段階へと進もう。
  • 「39」を出すためにひとつだけ新しい要素が必要になってくる。コースマネジメント力のアップだ。「寄せワン・パー」率を高められる「狙い方」をすることである。
  • 石川君の「10個のバーディー」という目標は,「78」を目指す人には「12個のパー」を獲ることと同じである。
  • 「76」は「常にパーを獲る」ことを考えたくなる。「ボギーは打てない」と思うので,ボギーが出やすくなるし,ダボも叩きやすくなる。
  • 「いちばんの近道はパッティングを強化すること」だ。
  • 最初のテーマは「距離感」にすることが望ましい。
  • (「74」にチャレンジを始める時点で)の主役はスコアを縮めるテクニックである。このテクニックは,大きく分けると次の4つになる。
    • 球筋の安定度を高められるイメージのテクニック
    • プレッシャーを軽減できる攻め方のテクニック
    • 無駄なスコアを叩かないコースマネジメントのテクニック
    • パットのカップイン率を高められる集中力のテクニック
  • 打つ前に「球筋を明確にイメージする」という方法が試されることが少ない一因は,『スイング最優先』の思考法だ。
  • 「プレッシャーを軽減する」ためには,こうした観察のもとになる風景の見方を「あるがままに眺める」という意識でおこなうことが重要である。
  • ミスショットをしないことが攻めること。
  • ターゲットエリアを調整することを筆者は「ターゲットエリア・コントロール」と呼んでいる。この方法でプレッシャーを調整できる感覚を得られれば,よりよい攻め方ができる可能性が広がるのである。
  • 「ここはパー4? パー5?」という質問をしてくるゴルファーがときどきいる。しかも,そのホールのプレーを終えたときに……。

22 May 2014

本 // 坂田信弘・かざま鋭二『風の大地』 // (1)遅れてきた研修生

  • 「これまでの者は,狂いきれなくなってやめていったからなあ。女に狂い酒に狂い,競馬に狂ったのは多かったが……」(支配人)
  • 「ゴルフはな,上手くなったと思った時から下手になっていく……」(宇賀神)
  • 「打球の行き先を耳だけで追う訓練をするんだ。それがやがて試合に生きる。」(宇賀神)
  • 「いいショットをした時は 目は死に,耳だけが生きている。」(宇賀神)
  • 「ナイスチョロです!」(沖田)
  • 「30です。超初心者ハンディで恥ずかしいですッ!!」(沖田)
  • 「エーイ,クソボールめ! 死ねーッ!!」(沖田)
  • 「おれは全部やってしまったからなァ。とくに女がヒドかった,プレスリーに似てるからモテたのよ。おまけに持ち物がこれじゃ女がほっとかねェって!」(宇賀神)
  • 「でもな沖田くん,アマのゴルフはそれでいいんだ。無理せず欲張らず,腹八分の欲でな……」(桜井)
  • 「飛ばすのもゴルフだが,飛ばさんのもゴルフだよ。300ヤードが打てて,100ヤードが打てないゴルフなんて,照準のないライフルと同じだ。何の役にも立たん。」(桜井)
  • 「北の4番です,沖田の野郎 ラフを3m四方もはがしよった!」(小平)
  • 「あ………当たらないんです……いくら打っても当たらないんです……」(沖田)
  • 「だがな沖田,男芸者にだけはなるなよ。タダ酒タダメシには食いつくな。」(笠崎)
  • 相手の中身の薄い財布にかじりつく,豊かな現在では考えられぬ,悲しきゲームであった。闘争本能と金への執着心が合致した研修生ゲームと言えた。
  • 沖田は手袋を買う金銭的余裕がなかった。だから薄い綿で出来た軍手をはめてプレーしていた。スパイクは持っておらず,先輩の履き古しを借りていた。
  • 「フン,たかがOBぐらいでそんな醜い顔するなよ。親が死んだ訳じゃあるまいしよ。」(長谷川)
  • 「いいか,こうして正座してだな。タタミの一点を叩くんだ。ヘッドの入りが良くなる。小指,薬指の二本がかすかにヘリに触れるまで繰り返すんだ。一か所だけ触れられるようになったら,極端なダブリ,トップはなくなる。」(笠崎)
  • 「ワタシも40後家です。触っただけで乱れそう。」(桜井の連れ)
  • 「曲げまいとするから球は曲がる。曲がりを恐れちゃ上達しないよ。むしろ曲がりを楽しむくらいでなくちゃね。」(桜井)
  • 「那須に小針プロという人がいるんだが,良いことを言っていた。スライス7回 フック7回,合わせて14回の大曲がりを経験すれば,誰でもハンディ1にはなれるってね。」(宇賀神)
  • 「石原さん,やめときましょう。この雨じゃチーピンが暗刻で来ますよ。」(長谷川)
  • 「成果が出たんだ! 9年間連れ添った恋人の顔に傷をつけてまで挑んだ成果が!!」(沖田)
  • 「一体何者だ……まるで天にも届くダイナミックなスイングをしやがる……!」(沖田)
  • 「ボ,ボクのゴルフは相変わらずのスライスで“犬の卒倒”です。ワンと吠えてパターンと倒れる,つまりワンパターン……」(沖田)
  • 「こいつめ……俺が6年もかかって気づいた差し込み腕の使い方を,半年で見つけやがったか………」(宇賀神)
  • 「沖田……沖の田んぼ……か。」(中島常幸)
  • 「黒川の水切りショットですよ。宇賀神大明神のおかげデス。」(沖田)

本 // ピート・ダイ『コースに恐怖を持ちこんだ男ピート・ダイ―ゴルフ場革命は彼から始まった』小池書院

プレーヤーズ選手権のとき,TVのコメンタリーが「あの17番の設計には(ピート・ダイの)奥さんの意見が反映されている」って聞いて,「夫の仕事に口を出す素人の妻」という印象しか受けなかったけど,ところがぜんぜんそんなんじゃなくて,ダイの奥さんは凄腕のゴルファーでありかつ共同設計者とも呼ぶべき存在であり,常にプレーヤー目線でピート・ダイの設計に的確で時に厳しいコメントをしていた,ということがよく分かった。

この本は,(僕のように)ピート・ダイという設計家に特別の思い入れがない人でも,ゴルフコースの設計に興味のある人であれば,とても面白く読めると思う。「ゴルフコース設計とは何をすることで,設計者とは何を考えて何を行なっている人なのか」というのがよく分かった。訳はおおむね好いけど,気になったのは3点。ひとつは,やたらナカグロ(・)が多いこと(「スーパー・バイザー」とか「ゴルフ・コース」とか)。ふたつめは,ゴルフ場が二重カギ括弧(『』)で囲われていたこと。最後に,スティンプメーターの表示がフィートではなくメートルにわざわざ直されていたこと。

  • ダイ夫妻はコース設計家になる以前,優れたアマチュア・プレーヤーだった。アリス夫人はインディアナ州選手権を9回,ノース&サウス・アマ,イースタン・アマにそれぞれ1回勝っているし,全米女子オープンにも出場しているトップ・アマ。一方,ピートはインディアナ地区選手権と州アマ選手権に優勝していて,全英アマは3回戦,全米アマでは予選通過を果たしている。
  • 私の名は“ポール”で,父とまったく同じなので当時“P・D”と呼ばれた。そして,“ピー・ディー”が“PeDe”になり,“ピート”になって今日にいたっている。
  • ドナルド・ロスの傑作,(パインハースト)#2コースは,パーク・ランド(公園風な)コースの原型で,7,000ヤード以上の距離があり,中間サイズのグリーンとバンカーの配置で戦略性を高める設計手法は誰にも真似のできない独自のスタイルを確立している。また,シビアなアンジュレーションが砲台のグリーンをさらにタフにしているし,グリーン周辺の地形に溶け込んでいる。
  • ロスは「コースとは,選手権ゴルフのための公明正大なテストの場であるべきだ」と言っている。
  • 「ゴルフ・コース設計には,芸術家や彫刻家に求められるような技術を必要とされるが,同時にあらゆる分野の科学的知識も必要である」……アリスター・マッケンジー博士『ゴルフ設計』1920年刊
  • 当時のウェイク・フォレスト大学にはアーノルド・パーマーもいた。その頃のパーマーはよく飛ばすが,ボールがフェアウェイに行かないのでよく負けていた。
  • まず私は芝草の勉強をするため,近くのパーデュウ大学へ芝生管理の講座を受けに通った。
  • そもそも“golf course architect(コース設計家)”という用語は,USアマ・チャンピオンで設計もやったカナダ人,チャールズ・ブレア・マクドナルドの造語である。
  • 1900〜1930年代を迎えると,アメリカにも才能ある設計家が誕生してくる。あのドナルド・ロスを筆頭に,A・W・ティリングハースト,ジョージ・クランプ,アリスター・マッケンジー,シス・レイナー,ジョージ・トーマス・ジュニア,ヒュー・ウィルソン,そしてマクドナルドだ。
  • 私がもしこの時代の名コースとして好きなものを挙げるとしたら,やはり,『パインハースト#2』,『パインバレー』,『セミノール』,『メリオン』,そして『カマーゴ』だ。
  • でも,私は知っていた。コース設計の先達たち,D・ロス,A・マッケンジー,C・B・マクドナルドだって誰からも教育なんか受けていない。彼らは優秀なゴルフの技量を持っていたので,スコットランドの名コースを見て,プレーして,設計の原理を肌で学んだのだ。
  • 「セント・アンドリュース・オールド・コースは研究すればするほど愛するようになり,愛すれば愛するほど研究したくなる」……ロバート・トレント(ボビー)・ジョーンズ・ジュニア
  • スコットランドの名コースの中でも,『ターンベリー』ほど堂々たる風格のあるコースはないと私は信じたい。
  • (プレストウィックは)1番ホールの右側に鉄道が走ることから分かるように,昔のゴルファーは汽車に乗ってプレーをしに来た。その鉄道線路で,古くなって捨てられた枕木を使って,バンカーのフチが風雨による浸食で崩れるのを防いだのだ。
  • (セント・アンドリュース・オールド・コースの)17番“ロード・ホール”は世界一のパー4ホールだと私は思う。レイアウトと造形が完璧で,その戦略性はすべての設計家が学ぶべき“聖書”だからである。
  • 前の週まで無名だったジョン・デーリーという若者が私の造った『クルックド・スティック』をいともやすやすと破壊してしまったのだ!
  • 私の設計の仕事は,アリスのおかげで成り立ってきた。私があるホールのレイアウトに特殊なアイデアを盛り込もうとする時など,彼女はプレーヤーの立場でアドバイスしてくれる。
  • コース評論のライター,ロン・ホイッテンも言っているように「アリス夫人のほうがピートよりゴルフをよく知っている」のである。
  • “レダン”とは言葉の意味は“要塞”だが,プレー・ラインに対して45度くらい斜めに置かれたグリーンに,バンカー越えに長いクラブで狙うホール・デザインを指す。(…)私もマクドナルドやレイナーと同じで,この設計パターンが大好きだから,いくつかのコースでこのコンセプトを導入している。
  • 私の普通のやり方は,まず小高い所に立ってフェアウェイになりそうな谷と風の通り道を探し,自然のままでホールになるかどうかを考える。そして,残りのホールをいくつ造るかを決める。
  • 各ホールの距離と高低差も考慮に入れながら,ホールの方向にも変化を持たせたい。パー3の4ホールがそれぞれ東西南北を向くようなら理想的で,それはパー5やパー4にも言える。
  • (ザ・ゴルフ・クラブの完成にオーナーの)フレッド・ジョーンズも満足げだったが,16番だけは違った。危険な罠のようにトリッキーなパー3なので,彼は何回挑戦してもパーが取れない。頭にきた彼は,グリーン脇に立つ,樹齢270年の樫の木に首吊りロープを下げた!
  • アメリカのゴルフ発祥についてはいろいろの説がある。その一つがカロライナ説で,アメリカ最初のゴルフクラブ『サウス・カロライナGC』が1786年,チャールストンに誕生したとされている。
  • 1700年代の終わり,その『サウス・カロライナGC』のメンバーが“ハーレストンズ・グリーン”公園でゴルフ・コンペを催した。市民が公共の緑地でスポーツを楽しむ権利を市当局が認めたという意味で,ここに“グリーン・フィー”なる言葉が誕生したのである。
  • ある日,(ハーバー・タウンの)現場を歩いていると,OB区域に近い所で,破裂した下水道管と格闘しているパトロール隊と出くわした。汚水が地上に溢れ出しているので,ちょうど近くのバンカーにする予定だった細長い窪地に,ポンプで捨てるように教えてやった。汚水で一杯になったバンカーが乾いて,“ウェイスト(荒廃した)・バンカー”になったというわけだ。
  • ジャックが冗談まじりによく言う。「ピートと私が別な道を歩いたのは,一人が大金持ちをめざしたのに,もう一人がそうしなかったからさ」
  • 開場したその日から,『ティース・オブ・ドッグ』は世界中の熱狂的ゴルファーに歓迎された。みんな,アメリカ西海岸の偉大な名コース『ペブルビーチ』の雰囲気と比較して話した。ある人が見事にそれを表現した。「たしかに『ペブルビーチ』も海沿いのホールがある。しかし,“海の中”に7ホールもあるのはここだけだ!」と。
  • (ロンドンの古本屋街で買ったコース設計関連書の中で)私の好きな設計関連の書籍をあげるとすれば,『ザ・リンクス』(ロバート・ハンター著),『アメリカのゴルフ設計,その戦略と建設』(ジョージ・トーマス・ジュニア著),『ゴルフの設計的側面』(H・N・ウェザレッド&トム・シンプソン著)などである。
  • 「デザインの単純な必要性でいえば,すべてのコース設計家やグリーン・キーパーの働く目的は,自然美を模写するか,または自然美そのものと見分けがつかないものを創造することである」(アリスター・マッケンジー『ゴルフ設計』)
  • 私がバンカーを造る場合,三つのことを考える。まず第一に,そのバンカーにどんな役割を与えるのか? そして,どんなタイプの形にするのか? どこへ置くのが戦略的か? の三つだ。
  • ベン・クレンショーが『TPCスタジアム・コース』を初めてプレーした1982年,80以上のスコアを叩いてこう語った。「ここはスター・ウォーズのゴルフ場だ。たぶん設計したのはダース・ベイダーだろう!」
  • その時,私は(TPCスタジアム・コースの)17番がそれほど議論を呼ぶほど難しいものになるとは感じられなかった。だから,グリーン上のアンジュレーションも奥へ向かって下がる傾斜にしていた。すると,アリスがこう言ったのだ。「もしこのままコースをオープンしたら,トーナメントが途中でお手上げになるわね。」
  • (TPCスタジアム・コースの17番の)難しさの一つは風だ。もし,グリーン前の水面が波立っていたらフォローの風,静かならアゲインストなのだ。
  • ノーマンが記者に言うには,「15番のプレー中から,17番のことが頭に浮かんで,プレッシャーが五体を襲ってきたんだ。そのティ・ショットを成功させるにはいくらリードがあっても足りないから,16番ではキザんだのだ」と。
  • 「ゴルフ・コースを人間に喩えれば,グリーンは顔である」……チャールズ・ブレア・マクドナルド『スコットランドの贈物……ゴルフ』1928年刊
  • やがて(長男の)ペリーはテキサス州デンバーにダイ・デザイン社を設立して,アメリカ西部でコース設計を始め,1980年代の半ばに日本にも進出して,『真里谷』(現在の『きみさらず』)を手始めに優れたコースを造り続けた。
  • 今世紀の始めに造られた名コース,たとえば『メリオン』,『パインバレー』などのグリーンは当時のスピードに合わせてサイズ,アンジュレーションが決められている。それを今風にスピードを上げたら,プレー不可能になってしまうのは明白であろう。
  • もし,ベン・ホーガンがマスターズとUSオープンに勝った1953年にスティンプ・メーターがあったなら,1.8〜2.1メートルだったろう。
  • 私の友人,ジョー・ウォルサーがよく言う。「ピート・ダイという男は,たとえば予算無制限でコース設計を依頼しても,それ以上の金を遣うヤツだ」と。
  • テニスのウィンブルドンとゴルフのPGAツアー両方のチャンピオンになった唯一のスポーツ・マン,エルスワース・バインズ
  • (『PGAウェスト・スタジアム・コース』の設計に際し)現代のタフなコースとは,総ヤーデージが長いだけでは駄目だ。戦略的な位置を占める深いバンカー,プレー・ラインと斜めに交差するターゲット,フェアウェイからやや外れた位置にあるグリーン,平行する池,砂漠地帯特有の植物などをハザートとして利用するなど,あらゆる設計パターンを駆使しようと決めたのだった。
  • 私の尊敬する設計家,シス・レイナーも『フィッシャーズ・アイランド』で6メートルのバンカーを造っているし,穴の底からグリーンを見上げてショットした経験のあるプレーヤーには生涯忘れられない思い出になるはずだと,私は確信していた。
  • 私の17番はいつも特別なものになる。それは,18番の一歩手前で,ドラマを演出したいからで,世界の名ホールには17番が多いのも事実だ。すぐに思い出すのは『メリオン』。(…)そして,『セント・アンドリュース・オールド・コース』のタフなパー4。1982年のUSオープンでトム・ワトソンがチップインした『ペブルビーチ』の17番などがある。
  • 「今のプロはどんなコースでも20アンダーをマークできる技術を持っている。でも,『PGAウェスト』ではそうはいかない。意図的にボールを曲げて打たなければスコアにならないからだ。ゴルフは力のゲームではなく,技量を問われるもの。このコースを征服するには本当の意味で優れた技量が必要なのだ」(チ・チ・ロドリゲス)
  • 私の設計コースが難し過ぎるという批判は多いが,本当の熱狂的ゴルファーだったら,エベレストにピンを立てても,プレーに行くはずだ。
  • (『オールド・マーシュ』で)グリーン上のアンジュレーションも,なるべくシビアなスロープを避けて,最大で0.4パーセントの勾配に抑えた。人間の目でスロープが感知できる最小限度がその勾配だからである。
  • 「お若いの,ブラインド・ホールというものは,初めてプレーする最初だけで,二度目にはブラインドではないはずだ」(トミー・アーマー)
  • 「コース設計家を喜ばせる最大の賛辞は,人工的に造ったものがプレーヤーには自然そのものに見える,と言ってやることだ」……アリスター・マッケンジー博士『ゴルフ設計』1920年刊
  • ゴルファーという人種は不思議なもので,私は前から,100も切れない人々が高いお金を払ってスコットランドのタフなコースに挑戦する心理が分からなかったものだ。
  • スコアに関係なく,自分でも信じられないような1打を達成した満足感で,そのゴルファーは限りなくハッピーになれるのだ。
  • 「ピートよ,どんなことをやるにせよ,やり方には3つの道があるんだ。正しい道,間違った道,そしてイタリア人の道だ」(ジェームス・ラローサ)
  • 私の息子たちもいくつかの工事現場でスーパー・バイザーをやったが,私がその役を誰にするか決める重要な条件が二つある。それは若者であることと,ゴルフが大好きでうまいヤツだ。
  • 英国人,サム・ライダーが1936年,77歳でこの世を去った時,遺言として残したことは「愛用のマッシー・アイアン(今の5番アイアン)を一緒に墓に埋めてくれ」だった。
  • この『オーシャン・コース』(キアワ)に影響を与えたコースアあるとすれば,それは“アイルランドの宝石”と呼ばれる『ポートマーノック』だろう。
  • 私の個人的意見では,アメリカのゴルフ史上最強のプレーヤーはボビー・ジョーンズ,ベン・ホーガン,ジャック・ニクラスの3人だ。
  • スコットランドのゴルファーが言う“ノー・ウィンド,ノー・ゴルフ”とは風のない時のプレーはゴルフではないという意味だが,ここキアワ島でも同じ状態になった。
  • 打ち寄せる波が膝下までくる海の中で,顔を輝かせて絶叫する選手たちとアメリカ国旗を打ち振る夫人たちの姿を見て,私は“ライダー・カップ・コース”を設計した喜びに,体が震えて止まらなかった。
  • (『ブリックヤード・クロッシング』について)「このコースのオリジナルはスコットランドの『プレストウィック』というリンクス・コースなんです。あなたも一度,あちらへ行って見てくるといいんですよ。ここにあるのと同じように,1番ホールの右に,鉄道の線路と電線が走っていますから」


21 May 2014

タイトリスト ボール Pro V1,Pro V1x,NXT Tour,NXT Tour S // GolfWRX

もとのレビュー記事は「Pro V1 and Titleist Pro V1x」と「NXT Tour and NXT Tour S」というふうに分けられていたけど,4つを比較する表もあるので,ここではまとめて訳してみます。





Review: Titleist Pro V1 and Titleist Pro V1x Golf Balls
http://www.golfwrx.com/206069/review-titleist-pro-v1-and-titleist-pro-v1x-golf-balls/

Review: NXT Tour and NXT Tour S Golf Balls
http://www.golfwrx.com/206527/review-nxt-tour-and-nxt-tour-s-golf-balls/

長所
// Pro V1,Pro V1x //
これぞ,タイトリストのゴルフボール。すなわちそれは,一貫性,信頼のクオリティ,そしてパフォーマンスを意味する。新しいカバーの設計により,Pro V1 と Pro V1x の耐久性が増したと同時に,アイアンショットでの比類なきスピン量は維持し,番手を通じた最高のフィーリングを約束している。

// NXT Tour,NXT Tour S //
いずれも,ツアーレベルでのショートゲームのパフォーマンスを,ドライバーでの低スピン量とともに達成している。コアのコンプレッションが軟らかくなり,前のモデルより軟らかくなった。


短所
// Pro V1,Pro V1x //
お値段もツアーレベル。めったにディスカウントされない。

// NXT Tour,NXT Tour S //
視覚に飛び込む黄色いボールは,残念ながら NXT Tour S のみで入手可能。


結論
// Pro V1,Pro V1x //
世界で最も認められ,最も使用されているゴルフボール。3000以上のツアープレーヤーが,Pro V1 か Pro V1x を使っている。飛距離とソフトなフィーリングと耐久性を兼ね備え,すべてのレベルのゴルファーにお勧め。

// NXT Tour,NXT Tour S //
以前のモデルに比べてはるかにソフトになり,しかも,飛距離性能やグリーン回りでのスピン性能は変わっていない。The NXT Tour は,はるかに高価な Pro V1 に比べ,ウェッジでのスピン量は同程度,ドライバーでの飛距離は上回る。視覚に飛び込む黄色いカラーボールは NXT Tour S で入手可能で,伝統的な白いボールの代わりとして用いるのも面白い。ツアーレベルのボールを,ツアーレベルのお値段ではなく試したいなら,NXT Tour と NXT Tour S を試す価値は大いにある。


概要
// Pro V1,Pro V1x //
タイトリストは基本的に,Pro V1とPro V1xの新製品を2年サイクルで発売してきた。最新モデルは2013年の発売で,2014年版の変更点はパッケージだけ。Pro V1 は,softer ZG process core technology により,3ピースの V1 はこれまでタイトリストが発表してきたゴルフボールの中でもっとも軟らかい。軟らかなコアはドライバーのスピン量を減らし,飛距離を生む。さらに,耐久性が増して,ラウンド中ずっと,箱から出したての見た目をキープ。V1x は,デュアルコアの,4ピースボール。超ソフトな内側のコアで,ドライバーのスピン量は抑えられ,同時に,外側のコアとマントルが,アプローチショットのスピン量を増やす。V1とV1xの両方で,ウレタンのElastomerカバーが改良されている。

// NXT Tour,NXT Tour S //
このふたつのモデルは人気だが,V1とV1xという超人気な兄貴たちの影に長いこと隠れている。しかし,多くの弟たちがそうであるように,このふたつのモデルはその影から出ることを熱望し,すべてのレベルのゴルファーが使うにふさわしいボールであることを証明しようとしている。過去2年,世界中で行なわれたタイトリストの white-box testing and validation program(モデルを明かさずにボールを打つテストのことでしょう)に4万のゴルファーが参加し,その結果が,NXT Tour と NXT Tour S の2014年モデルの開発に直接的な影響を与えている(Velocity と DT SoLo も同様)。2014年モデルの NXT Tour と NXT Tour S は,いずれもコアとカバーがソフトになるよう再設計され,前のモデルと比べて飛距離性能とショートゲームでのパフォーマンスを落とさないまま,よりソフトになっている。

パフォーマンス
// Pro V1,Pro V1x //
たぶん,ラウンド中に話の中やウォーターハザードのヘリでV1やV1xを見つけたら,それがどのバージョンかに関わらず,あなたはそのボールを拾ってバッグに入れると思う。このふたつのモデルのパフォーマンス特性は,非常に似通っている。どちらも最高のフィーリングが得られ,飛距離性能が高く,ショートゲームでのスピン量もすごい。とはいえ,この中からひとつを選ぶとして,フィッティングを受けてみたら,大きな違いが出てくるのだ。V1は,非常にソフトなコアで,どの番手でもソフトなフィーリングが得られ,ドライバーでのスピン量が多くなりがち。V1xはデュアルコアで,ドライバーでのスピン量は少ないが,ショートアイアンでのスピン量は増えるという。

// NXT Tour,NXT Tour S //
タイトリストが提供しているチャートを見るに,このふたつのモデルの違いは,フィーリングとドライバーの飛距離だという。NXT Tour はより飛距離性能が高く,NXT Tour S は比較的ソフトなフィーリング。

以下に,これら4モデルの番手別のパフォーマンスを詳しく見てみる。


ウェッジショットでの比較

ロフト角60度でのウェッジショットでの比較


アイアンショットでの比較

6番アイアンでのショットの比較


ドライバーショットでの比較

ドライバーショットの比較


コースでのテスト

コースでのテスト(ウェッジショット)


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20 May 2014

「腰のキレ」とセットアップの最適な関係 // GolfWRX

「Hip speed」というのを「腰のキレ」と訳してみましたが,その腰のキレに応じたスタンスやらグリップやらというのがあるらしいです。


腰のキレ!


Measure your hip speed to determine your proper setup
http://www.golfwrx.com/205319/measure-your-hip-speed-to-determine-your-proper-setup/

腰のキレに大きく影響されるのは,プレーヤーのグリップであり,ボールの位置であり,スタンス幅であり,ボールと体との距離である。不幸にも,長年にわたって,多くのゴルファーは「ただひとつの正しいスイングがある」と教えられてきた。しかし,最高レベルのツアープレーヤーを観察さいていると,彼らの多くはグリップのしかたも違えばボールの位置も違い,ボールとの距離もまちまちであることに気づくだろう。

ゴルファーが自分のゲームを改善する最速の方法は,自分が自然にできることにもとづいて改善を試みることだ。すべてのゴルファーは違った体の作りだし,それゆえ,柔軟性も関節の可動域も違う。なのでもちろん,スイングも人によって違う。

腰のキレは,インパクト時のヘッドスピードに多大な影響をおよぼすし,それゆえ,自然なかたちに従ってセットアップを変えなければならない。しかし最初にすべきことは,自分の「腰のキレ」のタイプ(キレが少ないか,中くらいか,多いか)を知ること。それが分かったら、そのタイプに従ってグリップやボールの位置やボールとの距離を調整しよう。

以下のテストは,腰のキレを数値で表わすものではないが,下半身と上半身とのスピードの違いを見せてくれる。

テスト
必要なもの:ゴルフバッグとヘッドカバー

まずはじめに,ゴルフバッグに正対して立ち,ヘッドカバーを右手に持とう。5番アイアンで打つときの構えをとり,左手でゴルフバッグをつかみ,右手はゴルフバッグに置く。この体勢から,普通にスイングをするようにテイクバックをし,右手でゴルフバッグを叩くようにインパクトする。インパクトの体勢で静止し,そのときの右足を見てみる。右足のかかとは地面についているか(ベタ足か),軽く地面から浮いているか,それともつま先だけが地目に接しているか? 腰のキレが中くらいなら,インパクト時に上半身と下半身は同調して(in unison)動いている。腰のキレが多ければ,下半身は上半身に先行し,右足の踵は中に浮いている。一方,腰のキレが少なければ,インパクト時に右足はベタ足になっている。忘れないで欲しいのは,このうちのどれかが正解というのではなく,あなたにピッタリの腰のキレがある,ということだけだ。

腰のキレの少ない人:
  • グリップはウィークに(アドレス時に見えるナックルは最大で2つ)
  • 後ろの手の「V」(親指と人差し指の股)は,アドレス字に鼻の方をさすように
  • ボールの位置は,ボール1個分だけ前に
  • 前足は20度開き,後ろの足はスクエア
  • セットアップで,かすかにボールから離れる
  • 多くの場合はドローヒッター
ケニー・ペリー


腰のキレが中くらいの人

  • グリップはウィークでもストロングでもなく,理想的なかたちで
  • ボールの位置も,通常のかたち
  • 動きや柔軟性に問題を感じない限り,両足はスクエアで
  • ボールとの距離も適度に
  • ドローもフェードも打ち分けられるはず
アダム・スコット


腰のキレが多い人
  • グリップはストロングに(アドレス時に見えるナックルは3から3.5)
  • 後ろの手の「V」(親指と人差し指の股)は,アドレス字に右の耳をさすように
  • ボールの位置は,ボール1個分だけ後ろに
  • 両足とも20度開く
  • セットアップで,かすかにボールに近づく
  • 多くの場合はフェードヒッター
ヘンリク・ステンソン