31 Jul 2014

悲報 // オバマ大統領のゴルフボールがコングレッショナル1番ホール右の林で見つかる

POTUS = President Of The US,44代目米国大統領はオバマ氏


タイトリストがオバマ大統領向けのボールを進呈だかなんだかして,それには「44」と「POTUS」という印字があるらしいんですが,なんとそのボールがコングレッショナルカントリークラブ(2011年の全米オープン開催地,そして『風の大地』にも登場)の,しかも1番ホールの右の話で見つかったという,なんとも物悲しい話。

意気揚々と1番ホールのティーインググラウンドに立ち,見事にドライバーでスライスボールを右の林に打ち込んだであろう米国大統領……。

そういえば,オーガスタの「アイクの木」で知られるアイゼンハワー元大統領もスライス打ちだったそうで,権力はあってもボールの行方は支配できないという,なんとも微笑ましいエピソードであります。

ソース
http://bleacherreport.com/articles/2144201-report-president-obama-sprayed-a-tee-shot-deep-into-woods-at-maryland-golf-cour

本 // 坂田信弘・かざま鋭二『風の大地』 // (12)球影

  • 「明美がどうして秋田に……」(小平)
  • 「お前はプロだよ。」(長谷川)
  • 「フフ……」(沖田)
  • 「ハハハ………」(長谷川)
  • 「プロの技と心を見ておけ,眼を外らすなよ」(ジャンボ尾崎)
  • 「俺はこの様な状況のショットを,国内外で200回は経験してきている。プレッシャーの皺の数が違うんだよ。」(ジャンボ尾崎)
  • 「戦い腰といってな,気が満ちりゃ腰は浮くし,気が萎えりゃ腰は沈む。」(ジャンボ尾崎)
  • 「日本オープンを取れる実力がないと分かりませんぞ,この傾斜!」(小針)
  • 「スライスだよ,長谷川。」(沖田)
  • 「俺のゴルフはいつも土壇場で読み違いだったのかも知れない。そんな気がしてきた…………」(長谷川)
  • 「虫のいい話でしょうが,僕は期待します。今,勝ちたい気持ちが凄く起きてきました。」(沖田)
  • 「ジャンボの口癖だ,集中力が距離を縮めるってな。それが出来なきゃプロではないと!」(佐野木)
  • 「ライン決めに時間をかけた時,小股で入ったらタッチが弱まる。ジャンボの唯一の欠点だもんな,小股入りは!」(佐野木)
  • 「この経験をしてみたい! 気楽に構えられる1mではなく,苦しんで構える1mの経験を! 出来れば今!!」(沖田)
  • 「男鹿に来て良かったァ。本当に素敵なところ。」(麗子)
  • 「私,長谷川さんを愛してる。離したくない,逃げたくないわ。でも………」(明美)
  • 「口惜しいな……」(長谷川)
  • 「今度のプロテストに通りなさい。それだけです。」(支配人)
  • 「若い人の恋愛は一直線過ぎる。過ぎてやり直しが効かぬ恋愛になる…………」(支配人)
  • 「悪口100m,褒め口10m飛ぶと言うじゃないですか!」(笠崎)
  • 「連絡を待つ 研修生 長谷川博」
  • 「ゴルフで結ばれた縁は,山登りのザイルよりも強いと言われますよ。」(支配人)
  • 「長谷川は泣いていたよ………… 一打足りなかったそうだ……」(支配人)
  • 「長谷川は若い男や! おなごの二人や三人と間違いを起こしても,当たり前の年齢や! むしろ起こさん方がおかしいわい!」(土建屋)
  • 「笠崎は最終ホールで1mを外し,長谷川は17・18番と連続OBだったそうだ。」(小平)
  • 「沖田… 俺,ゴルフを辞めるよ… 諦めた,俺は明美と生きることにした。」(長谷川)
  • 「素人相手のゴルフには飽きました。勘弁して下さい。」(長谷川)
  • 「僕の行きつけの店だ。最初は小平さんに連れて来て貰ったんだけどね。」(沖田)
  • 「牧場では人手不足と聞く。明美と二人で働いてみるつもりだ。」(長谷川)
  • 「麗子さんにヨロシク。あの方,本当に素敵な方ですわ。沖田さん,離しちゃ駄目よ。」(明美)
  • 「あなたはゴルファーよ! ゴルフを捨ててどうするの!? 私は一人で生きて行けます!!」(明美)
  • 「駄目よォ〜〜ッ!! あなたは逃げちゃ駄目〜〜ッ!!」(明美)
  • 「いい奴だったな,あの野郎…… 全英では優勝してこいよ。ありがとう,沖田……」(長谷川)


30 Jul 2014

アイアンシャフト打ち比べ // Projext X,KBS Tour,NS Pro モーダス,ダイナミックゴールドなど // GolfWRX

確かにリンク先の筆者がいうように「ドライバーに比べてアイアンのシャフトへの注目度は低い,バッグには少なとくともドライバーの8倍のアイアンシャフトが入っているのにも関わらず」ということでありまして,僕もアイアンのシャフトをダイナミックゴールドS200からダイナミックゴールドCPTのS200に変えたら,はるかにゴルフが簡単に感じられるようになりました。まぁこれは主に重量の問題ではありましょうが。

ということで,スチールからカーボンからいろんなアイアンシャフトを打ち比べましたよ,という,GolfWRXの記事です。



GolfWRX: 2014 Iron shaft shootout: Top-rated steel and graphite iron shafts get put to the test
http://www.golfwrx.com/231525/iron-shaft-shootout-top-rated-steel-and-graphite-iron-shafts-get-put-to-the-test/


アイアンシャフトは,シャフト一家の中で,忘れられた末っ子のようだ。多くの熱心なゴルファーは,ドライバーのシャフトには注目するけれど,アイアンのシャフトには目もくれない。バッグの中でドライバーのシャフトは1本で,それに対してアイアンシャフトは少なくとも8本は入っているというのに。

ということで,中上級者向けのアイアンシャフトを打ち比べて,データをとってみた。結論としては,次にアイアンのシャフトを選ぶときには,先入観なしに選んだ方がよさそうだ,ということだ。自分のスイングに合わないシャフトをさせば,それはスコアカードに現われる。そんなのがバックの中で7本とか10本とかもあったとしたら……,想像したくもないですね。

テストを始めるにあたって,どれかのシャフトがトータルのパフォーマンスで他を上回るなんてことは思わなかった。それよりも,仮説として,あるシャフトはひとつかふたつの分野で他のシャフトより優れ,他の分野では劣る,ということを考えていた。例えば,.いちばん長いシャフトはいちばん一貫性に欠ける,といったように。


テスト方法

それぞれのシャフトをテストするにあたり,4人のローハンデ(マイナス2からプラス2)のゴルファーに5回ずつショットをしてもらった。使ったのは4番アイアンとPWで,フレックスはS,ヘッドはすべて Mizuno JPX-825 Pro を用いた。明らかなミスショットはデータから除いたが,軽いミスはデータに含めた。それもゲームの一部だから。シャフトのパフォーマンスは,ミスがどのようにカバーされるかによって測られるべきだ。除外されたショットの数は少なかったし,どのシャフトでもだいたい同じであったが,これらは主にはスイングの問題であり,シャフトに起因するものではないだろう。

結果の計測には,Foresight GC2 ローンチモニターを使用した。シャフトを試す順番はランダムにし,テスターの疲れに結果が影響されるのを防ぐために,ショットは3回のセッションに分けて行なった。以下が,今回テストを行なったシャフトである:

Aerotech SteelFiber 125S
KBS C-Taper 120S
KBS Tour 120S
KBS Tour-V 110S
Nippon N.S. Pro Modus 120S
True Temper Project X 6.0
True Temper Dynamic Gold S300
UST Mamiya Recoil 125S

これらのシャフトを試し,ボールスピード,打ち出し角,バックスピン量,キャリーの飛距離,キャリーのバラつき,落下角度,左右のブレ,といいった数値の平均値を算出した。

4番アイアン



PW




調査の結果

シャフトのパフォーマンスは,ゴルファーによって違っていた。すべてのシャフトはいいパフォーマンスであったが,データをよく見ると,私の最初の仮説が間違いであったことに気づくだろう。つまり,平均的には,4人のゴルファーの結果の平均をとってみたら,シャフト間のパフォーマンスの違いは非常に限られたものだった。そう,もちろん細かいブレはあるものの,サンプル数が小さいので,断定的な判断をくだすことはできない。
本当の違いというのは,それぞれのゴルファーごとにデータを見たときにあらわになる。試しに,Aerotech SteelFiber のパフォーマンスが,二人のゴルファーAとBとでどう違うかを,以下のデータで見てみよう。



ゴルファーAは,SteelFiber が4番アイアンで最大の飛距離を出せたシャフトであり,平均のキャリーから7ヤードも飛距離が出ていた。しかしゴルファーBににとっては最も飛距離が出なかったシャフトであり,彼の平均より6ヤード短い。自分にとって最高のシャフトを探す唯一の方法は,いくつかのオプションを試せるところでフィッティングをひたすら行なうこと,理想的にはそれを同じヘッドで行なうことだろう。

シャフトのフィーリングは,シャフト選びにあたっては最も重要視することにはすべきではない。極端なケースではない限り,シャフトのパフォーマンスに先入観を持たない方がよく,ローンチモニターの結果を見て,バイアスのかかっていないデータをもとに判断するのがいいだろう。自分の感じたフィーリングが,実際のパフォーマンスでどれぐらい変化するか,そのことに驚くのではないだろうか。例えば,われわれのテスターたちは Nippon N.S. Pro Modus 120S と UST Recoil 125S のバラつきに懸念を示していた。しかし実際は,そのバラつきは,全体の中間ほどだった。フィーリングというのは,ふたつのシャフトのパフォーマンスが非常に似通っているときの,最終判断の材料として用いるのがベストだろう。

以下は,フィーリングに関するフィードバックのサマリーです:

  • Project X 6.0: 非常に硬く,ソリッドなフィーリング。シャフトの働きや,インパクト時のボールのフィーリングについては,特になにもない。
  • KBS Tour: スイングを通じてシャフトのしなりが感じられる。インパクト時にはボールがポンと飛び出すような印象。実際よりはしなっているように感じられる。
  • Nippon N.S. Pro Modus 120: スイングを通じて非常にスムーズなフィーリング。一番人気。唯一の懸念は,シャフトが柔らかすぎ,飛距離と左右の正確性が犠牲になっているのでは,ということ。
  • UST Recoil 125: フィーリングは非常によく,先が走る感じも。ステロイド剤をうった KBS Tour のよう。カーボンではあるけれど,安定感がある。テスターはどこでいつミスが起こったか分かったが,フィードバックは手厳しくはなかった。
  • KBS C-Taper: 重くて安定している。Project X と KBS Tour とを足して2で割ったような感じ。重量感と安定感は良好。しかしボールの弾きは良くない。
  • Aerotech Steelfiber: Recoils の打感は良い。しかし,SteelFiber の方が,スイングを通じて安定感がありスムーズに感じられる。本当にスチールのようなフィーリング。
  • True Temper Dynamic Gold S300: 家にいるみたい。非常に慣れ親しんでいる感触。
  • KBS Tour-V: 非常にスムーズ。しかし軽くて柔らかい。この軽さに慣れるには,ちょっと時間がかかるかも。

Recoils と SteelFibers はちょっと厳しく,ミスヒットのときにいやな感じの振動がするが,スイングと通じて,そしてインパクト時のフィーリングはソリッドだ。シャフからのフィードバックは十分にあり,プレーヤーはボールのフライトをコントロールでき,クラブフェースのどこでヒットしたかを正確に知ることができた。カーボンは,上級者にとってもいいパフォーマンスだった。Hilton Head に住んでおり,マット・クーチャーが SteelFibers で勝利を収めるのを間近で見ることができた。

テスト前には疑いの目があったが,すべてのテスターが,次にアイアンセットのシャフトを検討するときにはカーボンの選択肢に入れると強調した。フィーリングのフィードバックによると,Recoils はSteelFibers に比べてシャフトが仕事をする感触があり,インパクトで先が走る感じもする。SteelFibers は,スチールのようにスイングを通じて安定感がある。

注:このリサーチで,われわれはシャフトのパフォーマンスの違いとゴルファーごとのスイングの違いとの相関関係を見ようとしたが,限られたサンプルサイズではそれはできなかった。


結論

このテストのもともとの目的は,中上級のゴルファーのアイアン選びの参考になるような,データにもとづいたガイダンスを提供することだった。ゴルフでしばしば起こるように,この研究結果は,それほどシンプルなものではなかった。

このテストで私が本当に痛感したことは(読者にとってもそうであって欲しいが),アイアンを選ぶ際,フィッティングをする際に,先入観なく結果を見ることで,多くのものが得られるということだ。いま自分が使っているシャフトが,自分にとって最適とは限りませんよ。


29 Jul 2014

ババ・ワトソンが PING G30ドライバーを打ってみたら // TrackMan Golf

PINGの新しいドライバーG30は,日本ではだいぶ盛り上がっているように見受けられます。

で,PINGといえば,ババ・ワトソン。そのババがG30を打ってみたらどうなるか,という映像です。



ポイントは,

  • G25と比べてヘッドスピードが2mph上昇
  • (G30で120.8mph,つまり約54m/sですよ)
  • ボールスピードは4mps上昇
  • バックスピンは1895rpm
  • キャリーで338.8ヤード!(10ヤード向上) 総飛距離で362.3ヤード!


ソース
TrackMan: Bubba Watson Demos PING G30 Driver on TrackMan
http://blog.trackmangolf.com/bubba-watson-demos-ping-g30-driver-trackman/

28 Jul 2014

イギリスゴルフ #2 // Ruislip Golf Course // ロンドン西部のパブリックコース

先週はケンブリッジでのショートコースでしたが,今週はイギリスに来て初めての18ホールのラウンド。ロンドンの西にある「Ruislip Golf Course」(ライスリップ・ゴルフコース)というパブリックコースが舞台でした。地下鉄の Central Line に西の終着駅,West Ruislip が最寄りで,そこから歩いて数分です。

最寄り駅,West Ruislip


陸橋から見下ろすとこんな雰囲気ですよ

ちなみに, Central Line で西に向かう途中には,日本人が多く住む街として知られる Acton もあります。ロンドンといえどもこの辺りになるとほとんどが一軒家という雰囲気になります。いずれにしろ,ロンドンの中心から地下鉄で1時間足らずでゴルフ場に着きます。ゴルフ宅急便のようなものはないですから,バッグを担いでの移動です。

ゴルフ場の敷地に入ると,クラブハウスよりも先にファミレス的なものが目に入ります。ゴルフ場自体が,地域の人の集いの場,という雰囲気がありました。ドライビングレンジにも,アイアン1本だけ担いでやってくる中学生ぐらいの子供や,小さな女の子と一緒にやってきたお父さん,みたいな人も見受けられました。

クラブハウスに併設(というかこっちがメインの雰囲気)のファミレス的なもの


屋外でビール飲んでる人もいっぱいいます


なお,ドライビングレンジの光景を見る限り,ゴルフの本場イギリスの人といえども,そんなに上手なわけじゃないです。

ドライビングレンジ。50球で3ポンド。


ドライビングレンジはマットから打ちます


コースは,距離が短めでパー69。レイアウトは全体的に非常にシンプルですが,グリーンまわりのバンカーが効いているのと,グリーンのアンジュレーションと芝目が割りとあって,見た目ほど簡単にスコアメイクはできません。

距離はないくせに微妙な罠が潜むコース


ラフの芝は粘っこい
野趣!



ちなみにこちらはバックティーが白,レギュラーが黄色,レディースが赤,というのが普通なようです。僕は血迷って白から回りましたが,トータルのヤーデージが5571。バックティーのパー5でも500ヤードを超えるホールはないので短いのですが,その分フェアウェイをクリーク(というか溝)が横切っていたりして,微妙にトリッキー。しかしこちらはパー3が長いですね。180ヤードを超えるパー3が3ホールありました。結果的に,バッグの中の番手をすべて使ったような(日本で白ティから回ってると,ロングアイアンってまず使わないですよね)。

ティーインググラウンド硬くてティー刺しにくい


かかったお金は,グリーンフィーは23ポンド。ドライビングレンジが50球で3ポンド。ドリンクが2ポンド。ゴルフバックは担ぐか手押し車(トローリー)に乗せるかで,トローリーはデポジットで5ポンド必要。あと細かいところで,スコアカードをつけるための鉛筆が20ペンスしました。

トローリー(Trolley)。デポジットで5ポンド必要


同じゴルフ場なのに,どうして日本とイギリスとでこんなに値段が違うんだろう,という疑問がありましたが,行ってみて気づいたのは,

  1. 日本のゴルフ場は大規模な造成のもとにできているのに対して,イギリスのゴルフ場はさほど造成したように見受けられない。
  2. イギリスは芝の管理に手をかけていない,もちろんフェアウェイは芝を刈っているしグリーンもあるけど,日本に比べれば全然。ラフも野草が自然のままに生えている感じ。
  3. 人件費がぜんぜん違う。イギリスはプロショップに数人がいる程度。もちろんクルマからバッグを下ろしてくれたり,ラウンド後にクラブを拭いてくれたりする人なんかいない。
ってな感じで,コストに見合ったクオリティしかないと言ってしまえば身も蓋もないですが,何を良しとするかは好みの問題でしょうね。日本のゴルフ場で2万円近く払って1日費やして悪いスコアを出して落ち込んで家に帰ってくるよりは,イギリスのゴルフ場で数千円払って原っぱで友達と球遊びしてる感覚で終わったあと軽くビールでも,の方が健全と言えなくもない。

日光に当たると暑いけど,日陰は涼しい


スコアカードはお上品な雰囲気


前後半1回ずつのトリプルボギーが痛い


スコアは43-44の87。パーが69であることを考えると,ちょうどボギーペースですね。この日はなぜかフック球が多くて(普段はミスするときはスライスなだけに)なかなか調子がつかめませんでした。まぁでも久しぶりのラウンドかつ見知らぬコース(コースガイドなどというものはない)でのラウンドとしては,上出来ですかね。自分のクラブでプレーするのはやっぱり快適です。


Sun 27 July 2014

26 Jul 2014

ティーが違えば飛距離もけっこう変わるらしい // MyGolfSpy

ティーの違いでどれだけティーショットの飛距離が変わるのか,を検証した,MyGolfSpyの記事です。僕はもっぱらSLDRミニドライバーでのティーショットでショートティーしか使ってないからあまり関係ないけど,ドライバーを普通に使う人なら,気にするに越したことはなさそうです。



MyGolfSpy Labs! – GOLF TEE WARS
http://www.mygolfspy.com/mygolfspy-labs-golf-tee-wars/
「ゴルフティー」で,本当にさらなる飛距離が得られるのか?

ティーショットで飛距離を稼ぐとなると…頭に浮かぶものはなんだろう? 多くの人は,新しいドライバーを買うとか,リシャフトするとかを考えると思う。だけど,ティーみたいなシンプルなことに考えが向かう人は,そう多くはないだろう。ティーのメーカーは,もう何年もその効果を謳っているのに。その効果が本物かどうか,だれも真剣に検証していない。ということで,やってみよう。

テストの内容

3人のゴルファーをテスターとして,みんなに同じドライバーを使って検証してもらった。順番は変えて,どのゴルファーも同じ順番でティーを使わないようにした。それぞれのゴルファーが,「いいショット」を5回打つまで,ひとつのティーを使った。すべてのスイングがモニターで記録され,その結果の平均がとられた。ティーの高さは一定にした。また,通常の白いティーも比較のために用いた。

どの「ゴルフティー」をテストしたか

検証に用いるティーを選ぶにあたって,ふたつの重要なポイントを設定した。(1)ティーショットでより飛距離が得られると謳っているティーであること。(2)多くのゴルファーに認識されているティーであること。ということで,選ばれたのは以下のとおり:

ZERO FRICTION
BRUSH TEE
STINGER TEE
4 YARDS MORE
CHAMP – FLY TEE



コメント

ZERO FRICTION:
テスターのあいだで2番めに人気が高い。以前使っていて慣れているというテスターも。3分の1のテスターは飛距離が向上し,3分の2のテスターはボールスピードが向上。耐久性は最高。テストを通じて1本だけの使用で済んだ。

BRUSH TEE:
ティーの上でボールがグラつき,いちばん値段が高く,そして推奨されているより高くティーアップすると壊れやすくなるなどの理由で,テスターのあいだではもっとも人気がなかった。3分の2のゴルファーはボールスピードが向上,3分の2のゴルファーで飛距離が向上。

STINGER TEE:
ウッドで壊れやすいため,2番めに人気がなかった。だいたい1回のスイングで折れる。すべてのテスターで,ボールスピードと飛距離に悪影響を及ぼす。

4 YARDS MORE:
もっとも人気のティー。プラスティックの耐久性に加え,高さも自由に変えられる(Brush Tee とは違い)。3分の2がボールスピードに好影響,3分の1はボールスピードに悪影響(だが飛距離は伸びた)。3分の2が飛距離向上,3分の1は1ヤード飛距離減。

CHAMP – FLY TEE:
人気は中間。Zero Friction に似ているが,ボールを乗せるところの突起が多い。耐久性は素晴らしい。3分の1のテスターがボールスピードを向上させ,3分の2はボールスピードが減少。3分の2が飛距離を減らし,3分の1が飛距離を伸ばした。


テストの結果

ということで,ティーで飛距離は変わるか? 上のデータによれば,そうであると言わざるをえない。あまりにも綺麗に結果が出たので,将来またより多くのゴルファーとスイング数でテストしたいと思うほど。データが示しているように,飛距離を減らしているティーがあるのも事実。伝統的な「白いティー」も,他に比べてそんなに悪いわけではないということも分かるだろう。とはいえ,飛距離を伸ばしたいならティーにも気を配るべき,というのは間違いなさそうだ。

25 Jul 2014

本 // 坂田信弘・かざま鋭二『風の大地』 // (11)風の眼

  • 「前半の勝負処は,ゲームの流れの勢いで勝負するのがコツと教えてくれたのは,ジャンボだよ。」(佐野木)
  • 「100ヤードなら分かるが,200ヤード先の1ヤードの違いがどうだと言うんだ! 100分の1と200分の1だぞっ!!」(長谷川)
  • 「それは違う。100ヤードなら勘が働くから,ぐらいでも距離は合う。でも200ヤードに勘は届かない。」(沖田)
  • 「見た目でいいんだよッ! 200ヤードの内の1ヤードを正確に打てるゴルフが,ポッと出のお前にあんのかよ!!」(長谷川)
  • 「ある! あるからここに立っている。」(沖田)
  • 「僕の球質は弱い。もっと強い球質が欲しい。」(沖田)
  • 「男鹿に住んでいます菅原治です。まだ独身,恋人いない歴3年半になります。」(菅原)
  • 「ジャンボの逃げ息の肺活量は人の5倍。鯨なみだぜ。」(佐野木)
  • 「いつ迄ボーッとしてんだよッ!! 大した技もねえんだろ,こんな時は眼ェ閉じて打ちゃいんだ!!」(長谷川)
  • 「そうだ,そうなんだよな,今,それが分かった。」(沖田)
  • 「邪魔しないでくれ。」(沖田)
  • 「やり慣れないことをするからだ…… トウシロはトウシロらしくしときゃいいのによ……」(長谷川)
  • 「ハンディ1…? 沖田プロのハンディはどのくらいなのですか?」(麗子)
  • 「はい。でも先程,沖田プロのボールがカップに消える時,鳥肌がたってました。性格がゴルフに向いているのかしら……」(麗子)
  • 「責任をとるよ。習志野の盆踊りで裸踊りしてやる!」(佐野木)
  • 「ジャンボはアゲンスト風とヘビが大嫌いだからな。」(佐野木)
  • 「誤解です。長谷川と僕はうまくいってない訳ではありません。」(沖田)
  • 「奴はいい男です。アジアサーキットに行く前,黙って薬をくれた。あの時から僕は長谷川を友人と思っている。」(沖田)
  • 「強気も過ぎれば弱気より劣ると言うけどな」(ジャンボ尾崎)
  • 「プロと言っても塗り立て看板みたいなものじゃないか! そんなんで胸張るんじゃないよ!」(長谷川)
  • 「この俺に突っ張りやがって! 突っ張り処が違うだろ。相手を間違えるな,馬鹿野郎!」(長谷川)
  • 「ド素人みたいなヘマやるな。代わってやりたいぜ,全く!」(長谷川)
  • 「鳥肌が立つ様なこと言うな!! 俺は松ヤニに腹立ててるだけだ! オメエのことなんかひとつも心配してなければ,木にもしてねえんだからなッ!!」(長谷川)
  • 「それよりも先輩,言葉がなまってますよ。興奮しないで下さい。」(長谷川)
  • 「7番ホールは,男鹿で一番短いミドルですのでね。ラフを一番長く伸ばしてるんです。ティショットを曲げると大変なんですよ。」(菅原)
  • 「技術を盗む眼を持つ者は多くいたが,ゴルフを盗む眼を持つ者に会ったのは久し振りのことだ。上手く盗まれた様だな。」(ジャンボ尾崎)
  • 「もっと正確に打ちやがれ! 鹿沼では打ってたじゃねぇか!」(長谷川)
  • 「好きにしな! 頑固者を柔らかくする薬はねえよ!!」(長谷川)
  • 「上げるか転がすかは,ゴルフ観の違いだ。善し悪しの問題じゃない。」(長谷川)
  • 「ふざけんな! オマエはその頃は一流プロだろうがっ!! 一流が新人のバッグを担いでどうする! それより一緒に出場したトーナメントで一週間夕飯おごれ!」(長谷川)
  • 「球が青空の中にゆっくりと吸い込まれて行く様だった。ボールのディンプルがいつ迄も見えた……」(沖田)
  • 「俺が弱気になるのは2mのパットのスライスラインだけだ!」(ジャンボ尾崎)
  • 「愛は信心,信心は心の抱擁,心の抱擁は私のスマイル」(佐野木)

イギリスのゴルフ場のiPhoneアプリ

イギリスのゴルフコースでちょっと面白いなと思ったのは,コースごとにiPhoneアプリがあることです。内容はだいたい似たり寄ったりですが,名門コースでもパブリックコースでも独自のアプリがあって,コースガイドが見れたりティーオフ時間の予約ができたり,あるいはスコアカード代わりになっていたり,というものもあります。

例えば,これはケンブリッジにある「Cambridge Meridian Golf Club」。各ホールの絵が立体的に描かれていて,「FLYOVER」を選択すればTV中継のようにティーインググラウンドからグリーンまでの空撮風の映像が,「GREEN DETAILS」を選択すれば当日のおおまかなピンポジションが見れるようになっています。たぶんGPSを使ってグリーンまでの残り距離も表示できるようになっている。





次は,「London Golf Club」。かつて European Open を開催したこともあるような,名門です。デザインはジャック・ニクラウスで,The International と The Heritage との2コース,全36ホール。前者はビジターでもプレー可能,後者はメンバーとそのゲストに限られるようです。

アプリの内容自体は特筆すべきものはないですが,デザインがシックで名門の雰囲気が出ていますね。各ホールのガイドでは,下の写真のようにスルー・ザ・グリーンの戦略が立てられるようになっています。





最後は,パブリックの「Trent Park Public Golf Course」。地下鉄 Piccadilly Line で北上して Oakwood 駅を出てすぐのところにあるようなので,これならクルマがなくてもいけるかな,と。アプリの作りはパブリック風ですが,ご覧のように,グリーンフィーがなんとも安いこと。13ポンドといえば,今のポンド高でも日本円で2000円ちょっとですね。

各ホールのガイドはインタラクティブにはなっていないですが,海外のコースガイドによくあるタイプの表示で,これは好きです。



24 Jul 2014

ラウンドの記録 // 男鹿ゴルフクラブ // 地元の兄と一緒に

『風の大地』のファンであれば行ってみたいコースのひとつが,男鹿ゴルフクラブだと思います。他には,鹿沼CCとターンベリーとプレストウィックと,あとブリテン島の北の端にあるコースかな。あと琵琶湖と茨城とワクワクと,まぁいいや。『風の大地』ではだいたい第10巻ぐらいから出てくると思います。

そんな男鹿ゴルフは,僕の生家からいちばん近いコースであるだけに,先日出国前の帰省の流れで初めて訪れてラウンドしたときは,得も言われぬ感慨がありました。

前日泊まったホテルにこんなチラシが
カフェのコーヒーが絶品らしいです
赤なまはげがお出迎え


コースは寒風山(かんぷうざん)という小さな山の中腹に位置していて,天気がよければコースから日本海と大潟村が望める……,はずだったのですが,あいにく当日は曇天,たまに雨。

コース自体は全体的にさほど距離もなく,基本的にまっすぐで,ちょっと起伏があって,ウォーターハザードはなくて,バンカーの数はさほど多くなくて,という感じで割と単調なんですが,それだけに風が吹くとちょうどよく面白くなりますね。風が吹いてこその男鹿。

練習場もさすがの広さ
ラウンド中はこんな曇天,プラス風


そんな,割と単調なスルー・ザ・グリーンとは裏腹に,グリーンは芝目がけっこうあって,パッティングは悩ましいです。

そのグリーンですが,ボールマークが非常に目につきます。地元のゴルフコースがこれでは,ちょっと情けない。

天気がよければもっといい見晴らしのはずが
バンカーも一部カジュアルウォーターが


今回は,僕と妻,兄と兄の友人(僕の高校の先輩でもある)という4人でのラウンドでした。

兄とのラウンドはこれが2回目で,常に感慨深いものがあるのですが,今回はさらに地元の男鹿だったということで,なおさら。スコアやプレーに関して特に書きたくなるようなこともなかったし,このラウンドはそんなことよりも,この4人で一緒に男鹿でラウンドできているということの喜びが大きくて,それで十分に満たされました。

(パー3ホールのティーショットでことごとくミスしていたのは,やはり「兄貴にいいところを見せたい」という力みから来ているんでしょうが)

右に見えるのが兄です
打ちおろしが好きな妻

あの小さい松の木に向かって打て! 7H


ゴルフ場の近辺は特に観光資源があるわけではないので(しいて挙げるなら「なまはげ館」),地元以外の人がわざわざ訪れるというわけにもいかないでしょうけど,『風の大地』ファンの方にはぜひ訪れていただきたいですね。

観光資源といえば,秋田県民は基本的に郷土愛が薄いので,「秋田って何がある?」と聞かれれば「何もないよ」と答えるような人たちなのですが(僕もそのひとり),とはいえ,乳頭温泉だったり角館の武家屋敷だったりと,観光資源がないわけではなく,アピール不足というかマーケティング下手というか,そんなのでずいぶん損をしているように感じました。